2014年3月28日金曜日

軍事費突出の中国

  民主主義国家同士では戦争をしないという「民主的平和論」があります。高橋洋一氏にいえば、カントの「永遠平和のために」などにそのルーツがあるといいます。

民主主義国家とは、男女普通選挙、複数政党制、報道の自由の確保などが基準になっているといいます。中国は共産党の一党独裁、報道は共産党の広報で自由が確保されていないので、民主主義国家とはいえません。一方、日本は曲がりなりにも民主主義国家です。

「民主的平和論」からいえば、中国のほうにより大きな問題があるといえます。

日本の軍事費は、対GDP比で1%ですが、これはデータのある世界139か国中30番目の低さです。一方、中国は対GDP比2%と日本の倍です。

 中国の軍事費の伸びはすさまじく、冷戦後の1992年を100として2012年をみてみると、日本は113、韓国は192、ロシアは125、米国は137であるのに対して、中国は623です。中国だけ桁違いの伸び率になっています。その中国が、日本のことを軍国主義と言っています。おかしなことですが、安倍首相の右より政治を指しているのでしょう。もう少し国民のためにも、また世界のリーダーとなるためにももう少し賢く行動してほしいものです。
 
 

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