2013年12月23日月曜日

AIJ元社長の淺川和彦被告に懲役15年の実刑判決

AIJ元社長の淺川和彦被告
 年金詐欺事件で、失われた年金資産を取り戻すのは、絶望的で、回収済みの年金資産は85億円にとどまり、運用資産(1458億円)の約6%にしかならず、1300億円以上が消失したことは確実といわれています。加入者は、見込んでいた年金を受給できないことになります。これを当てにしていたひとは、悲惨です。

 そもそもこのシステムがおかしく、AIJのような投資顧問会社を放置したことが大きな問題です。これを機に金融商品取引法を改正しますが、ザル法にならないことを祈るばかりです。

 この罪が、懲役15年というのが、軽いのか、重いのかですが、けっして重くはないでしょう。淺川和彦被告は、今、61歳で、76歳まで、娑婆には出られないことになります。このひとの一生はなんだったのでしょう。それでも、被害にあった人は、我慢ならないでしょう。

 しかし、年金を使って、リゾートホテルを作り、運営が赤字となって、紙くず同然に売却したひとたちは、なんにも罪を負っていません。金額的にはAIJの金額よりも、もっとはるかに大きなものです。なにか釈然としません。

 中村主水の藤田まことは、死にましたが、今こそ必殺仕置き人が出てきてほしいものです。

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