2013年12月17日火曜日

物価上昇の流れはいつまで


 総務省が1129日に発表した10月の全国消費者物価指数(CPI)によれば、生鮮食品を除くコアCPI上昇率(前年同月比)は09%で5カ月連続のプラスだった。

このまま、金融政策と財政政策を継続すれば、すんなりとデフレ脱却までいくかもしれません。多分、いくでしょう。ところが、どう財務省官僚に説得されたのか、来年4月以降は消費税増税があります。通常は、少なくとも2年は様子を見て力強い回復を見てから、消費税増税するものです。

消費税増税は、民間経済にダメージを与えます。これまで一定の景気押し上げ効果のあった財政政策がバックギアに入り、景気押し下げ効果に転じます。これは、1997年に経験済みです。

来年度の実質GDP成長率は、政府・日銀は1%強ですが、民間シンクタンクは0.51%程度です。民間の見通しが正しければ、GDPギャップはせいぜいゼロ近辺なので、物価上昇の流れは止まります。

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