2013年12月13日金曜日

どうする新国立競技場の建設

  まさかあのデザインで決まるとは、思いませんでしたが、とにかく環境にあいません。しかし、東京誘致のプレゼンには、あのデザインで見せたわけですから、まったく一からのやり直しというわけには、いかないでしょうが、困ったデザインです。ドでかくてバブリーで、「競輪用ヘルメットがつぶれたようだ」と書かれていました。そうすると、ある建築家が「その通り。菊竹清訓設計の小倉競輪場そっくりで、両方とも競輪用ヘルメットが発想の原点」と言っていました。

国際的に有名なイラク系英国人の女性建築家ザハ・ハディドの作品ですが、国際コンペの審査委員長である安藤忠雄がなぜ選んだのか謎であるといわれています。まったく安藤氏の作風と違うので、俺には判断できないと匙を投げた結果でしょうか。そうとも思わないと納得できません。

大御所の槇文彦・元東大教授を筆頭に約100人の建築家が立ち上がって、11月初めに下村博文文科相に「根本から見直せ」と要望書をつきつけたそうです。他の国のメーン会場と同程度の8万人収容でありながら、それらと比べて23倍の延べ床面積は過大すぎて、景観上の考慮もないということのようです。これを実現しようとすると多くの木々を切らねばならず、環境上も大問題です。

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