2013年11月8日金曜日

日米同盟強化で逆切れした韓国 (5)

 最大手の新聞である朝鮮日報の有名な外交記者である李河遠(イ・ハウォン)政治部次長は1014日付で「朴大統領の『誤認」とオバマ大統領の『欠礼』」を書きました。要旨は以下のとおりです。 ・今年5月の韓米首脳会談で朴槿恵大統領とオバマ大統領は非常に親しげであり、その写真も公開されている。

・朴槿恵大統領は日本が誤った歴史認識を改めないのなら、米日の協力関係を見直すようオバマ大統領に求めてきた。
・しかし米国はこれに否定的であることが分かってきた。「オバマ大統領は日本ではなく韓国に付く」という朴槿恵政権の判断は今や、多くの専門家が錯覚に近いと見る。
・朴槿恵大統領がヘーゲル国防長官に(歴史認識など)日本の責任を訴えてからわずか3日後に、同長官は集団的自衛権(の行使容認への)支持を発表した。
・朴槿恵大統領が「面子をつぶされた」と感じるのは当然だ。オバマ大統領は同盟国の大統領を困惑させたことに関し、厳しい批判を受けねばならない。

 
  「欠礼」と罵倒されたオバマ大統領がこの記事を読んだら、相当に困惑するに違いありません。朴槿恵大統領がヘーゲル長官に訴えた「日本の責任論」は、外交慣例を破って韓国政府が勝手に発表したものです。そもそも、韓国が「欠礼」してこれを発表しなければ「朴槿恵大統領が面子をつぶされる」こともなかったわけです。まったく韓国のひとり相撲で、勝手に土俵から落ちていて、イチャモンをつけるという図です。
 
  また「日本が誤った歴史認識を改めないなら米国は日本との協力関係を見直すべきだ」と主張しているのは韓国に過ぎません。米国は、一度たりとも同意したことはありません。なぜ、韓国の言ったとおりにしないと、米国の大統領が罵倒されねばならないのでしょうか。「親しげな写真」を撮ったからというのなら、首脳会談の場にカメラマンも呼べません。

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