2013年10月8日火曜日

姑息な軽自動車税の増税

 政府は消費税率を来年4月に8%、再来年10月に10%に上げる代わりに、地方税である自動車取得税をなくすことを決めているようです。そうなると、地方自治体は税収が減って困るために、税収減を補う対策を求めています。そこで目をつけたのが、同じ地方税で、普通自動車よりも安い税率が適用されている軽自動車税の増税です。
 
 こうなると、トヨタなどは、普通車の取得税はなくなり、競合の軽自動車の税金は上がるわけですから、販売に都合がいいことになります。国がこれほど見え透いたことをやるのは、許せません。
 
 早速、軽自動車大手の「スズキ」の鈴木修会長兼社長が反応し、「軽の利用者は地方の人や所得の低い人が多い。これは弱い者いじめだ」と怒っています。沖縄などに行くと、よく軽が走っています。田舎では、2台、3台の車が必要ですので、2台目からは軽が普通です。軽自動車の増税を考える前に無駄遣いをやめるべきですが、安部首相になって、経費節減、無駄遣いは、一切言われなくなりました。デフレ克服のためには、無駄もまた必要と考えているのでしょうか。

 

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