2013年9月9日月曜日

「アジアで最も汚い」人民元紙幣

 中国の人民元紙幣には、1枚当たり平均178000個の細菌が付着し、アジアの紙幣の中で最も汚いことが分かったそうです。網易が88日、香港城市大学の研究結果を引用して伝えました。
 特に額面が小さく、流通する機会が多い1元、5角、1角の各紙幣に至っては、細菌付着数が1800万個に達する惨状といいます。多くの人が手にする紙幣は細菌が伝播する主要なルートになっているといえます。

 紙幣の細菌付着数は、気候と相関関係を持ち、年間を通して高温多湿な広東省広州市や重慶市に流通する紙幣は、乾燥し、気温が低い北京に比べて細菌 数が多かったといいます。季節にも関係するようです。同じエリア、同じ紙幣であっても、高温多湿な夏は細菌の活動が活発となるため、付着数が増える傾向にあります。

 紙幣に付着する菌で最も多いのは、大腸菌。特に糞尿性大腸菌が多く検出されました。このほか、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、サルモネラ菌がよく検出される細菌で、サルモネラ菌については、不衛生な食品を購入する際に、食品を触った手で紙幣を取り出すことで付着することが多いようです。

 健康意識が高まるにつれ、紙幣の衛生状況に人々の注目が集まっています。このため、当局も対策に乗り出し、中央銀行の中国人民銀行は紙幣処理センターを設立し、人民元紙幣に対する消臭、殺菌処理を定期的に行うようになったそうです。


わたしは、紙幣は財布に入れずに紙袋(封筒)に入れています。ホテルに宿泊しているときには、毎日、交換しています。そうしないと、財布に臭いが付着する気がします。この研究レポートによると、臭いのみならず、細菌もかなり付いていたようです。これからは、手洗いも徹底したいものです。

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