2013年9月7日土曜日

中国でケンタッキーの氷はトイレの水より汚い

 発覚から5年余り、730日にようやく、中国製毒ギョーザ事件の初公判が開かれました。天洋食品の臨時従業員だった呂月庭被告(39)は起訴事実を認め、即日結審しましたが、判決の期日は未定です。

有機リン系殺虫剤入り毒ギョーザの被害者は、日本で10人。ア然とするのは、事件後に回収したギョーザが中国国内で出回り、河北省でも4人の被害者が出たことです。

 先日の国営・中国中央電視台のリポートは衝撃でした。北京にあるケンタッキーフライドチキンで使われている氷は、トイレの水より汚いというのです。

ケンタッキーで炭酸飲料に使っている氷を調べたら、トイレの水の12倍ものバクテリアを検出。中国が定める飲料水の衛生基準の19倍だったというものです。

同じく北京のマクドナルド、地元ファストフードチェーン「カンフー」の氷も調べましたが、マクドナルドはトイレの水よりきれいだったそうですが、飲料水の基準は満たさなかったといいます。「カンフー」はトイレの水の5倍汚かったといいます。

中国のケンタッキーは日本とは資本が別で、米外食大手「ヤム・ブランズ」が展開しています。ピザハットなども同社が経営しています。「中国の国営テレビが米資本を敵視していることを差し引いても、ひどい話でしょう」と地元ジャーナリストは語っています。

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