「特権階級の太子党の中でも序列があり、そのトップに君臨するのが『八大家族』。『革命元勲』と呼ばれる毛沢東ら革命初期の大幹部の子弟のことで、鄧朴方氏もその一人です。かれらに言わせると、胡錦濤前主席や習近平主席は雇われ社長です。
ジャーナリストの富阪聰氏は、「腐敗撲滅を掲げる党指導部はいま、大規模な地下経済退治をやっている。官僚の不正蓄財の取り締まりを強化し、ぜいたく禁止令を発令した。立て続けに出された金持ちいじめともいえる政策に反発して中国を逃げ出す官僚が後を絶たない」と話します。
逃げ出すのは官僚だけであれば、まだいいのですが、彼らがため込んだ巨額の資金も海外に流出しているといいます。
米誌「タイム」は6月、中国からの資金流出が「6000億ドルに達した」と報じました。
評論家の宮崎正弘氏は、「新政権が発足してからだけでもすでに800~1000人が祖国を捨てたといわれている。国の将来を誰も信用していない。ある調査では、権貴階級の87%がすでに自分や家族の海外での居住権を取得しているとされている」と言います。
ここまでいかなくとも、自分のこどもは、中国では産まず、海外で出産しているひとが多いようです。当然、産まれたこどもの国籍は、産んだ国になります。
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