2013年7月7日日曜日

丹羽前大使、講演で中国をボロクソ

  丹羽宇一郎前駐中国大使(74)が、6月15日の福岡市内での講演で、中国産野菜を「絶対に食べない」といい、中国人を「あんな自己中心的な人種はいない」と評していました。

講演は日中友好を目指す民間団体「金印倶楽部」(福岡市)が主催したものでした。聴衆は約400人。丹羽氏は冒頭の1時間半、日中関係の重要性を説き、「チャイナリスクというが、他の国々にもリスクは存在し、中国だけが特別リスクがあるというものではない」などと、中国擁護の主張を続けました。質疑応答のコーナーに入り、中国食品のリスクについて質問すると、丹羽氏は立て板に水の如く、こう話し始めたといいます。

残留農薬が指摘される中国産野菜について、「生野菜を食べるなら東北3省のものは安全。冬はマイナス40度にもなり、細菌が死ぬ。だから農薬を全く使わず、無農薬の有機農法での野菜を食べることができる。しかし、その他の地域は農薬にどっぷりと浸けるような栽培方法だ。私は絶対に食べない」と明言したといいます。「牛乳も何が入っているか分からないから、私は決して中国産の牛乳を飲まなかった。23倍の値段がするが、ニュージーランド産かオーストラリア産を買っていた」と告白しました。

急激な経済成長とともに中国では微小粒子状物質「PM2.5」などの大気汚染が深刻化し、死者も多数出ていることは、衆知のとおりです。「初めて中国に来た人はほぼ風邪をひく。私は気管支炎になり点滴を受けました」と明かしました。さらに「中国人ほど自己中心的で『自分さえよければ他人なんてどうでもいい』という考えの人種はいない」と断言しました。そのうえで、「模倣する能力はすごいが、創造する力はゼロ。大豆なしで豆腐を作れるという。その技術は他に使えばいいのに」とも語りました。

丹羽氏といえば、沖縄県・尖閣諸島について「日本は早く外交上の係争があると認めるべきだ」と語るなど、親中発言で知られる人物です。「中国は、一度言い始めた主張は絶対に曲げないので、こちらも簡単に譲歩することなく、戦争にならない範囲で主張を貫くべきだ」と語りました。このあたりは、大使を辞めて正常に戻っている感じです。しかし、このひとは、そのときそのときで、どちらに転ぶか分らず、大事な役職には、使えません。

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