2013年7月13日土曜日

鳩山由紀夫のトンデモ発言

  中国を訪問した鳩山氏由紀夫氏は、628日、北京の人民大会堂で中国の李克強首相と会談しました。李氏が日本の政界関係者と会ったのは3月の首相就任後初めてとみられます。

日本が第2次世界大戦に降伏して受諾したポツダム宣言(1945)には、「台湾及澎湖島のごとき日本国が清国人より略取したる一切の地域を返還」するとしたカイロ宣言(43)の履行が盛り込まれているとして、鳩山氏は「(尖閣は)中国側から見れば盗んだと思われても仕方がない」と主張しました。

尖閣の日本編入について鳩山氏は、「1895年に日清戦争の末期にそっと日本のものにしてしまった」とも指摘しました。しかし、日本政府は85年から現地調査を行い、清国の支配が及んでいる痕跡がないと確認した上で95年に編入を閣議決定しており、清国から盗んだ事実はない。そもそも戦後の日本の領土を法的に確定させたのは1952年発行のサンフランシスコ講和条約であり、条約でもないカイロ宣言は「法的効果を持ち得るものではない」と外務省は公表しています。

鳩山氏は、尖閣の領有権をめぐる「棚上げ」合意が存在する根拠として、野中広務元官房長官が田中角栄元首相から「聞いた」とする伝聞を引用しました。伝聞です。裏付けする文書がないにもかかわらず『歴史的事実』と決めつけたわけです」。こういうひとを首相にしていたわけですから国もおかしくなるはずです。

97年に日中両政府が締結した漁業協定についても、「お互いの漁船は自分たちで処理しましょうと取り決められた」にもかかわらず、2010年の中国漁船衝突事件では、中国人船長逮捕したと日本の態度を批判しました。鳩山なるひとは、どこの国のひとでしょう。日本の外務省は、「協定の対象は排他的経済水域(EEZ)のみであり、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした領海は含まれないとしている」。ここでも外務省の見解は、しっかりしています。こういうしっかりした官僚をはっきりしない政治家がコントロールしようとしたことに民主党政治はおかしかったことがはっきりしました。

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