2013年6月26日水曜日

NPB加藤コミッショナーのお粗末

 日本野球機構(NPB)がプロ野球で使用している統一球を今季から飛びやすい仕様に変更しながら公表せずにいた問題で、NPBの加藤良三コミッショナーは6月12日、東京都内で記者会見を行い、「事実を隠蔽するつもりは全く無かった。ファンをはじめ、選手や球団、関係各位におわび申し上げたい」と謝罪しました。

加藤コミッショナーは報告を受けたのは11日だったと説明(下田事務局長の発言とは異なる)。「責任はあるが、不祥事を起こしたとは思っていない」と辞任については否定しました。

NPBによると、今回の問題は下田邦夫事務局長と実務担当者の若干名しか知らない情報だったという。統一球は昨季の抜き打ち検査で、反発係数が定められた数値(0413404374)の下限を下回っている球が目立った。このため、NPB12球団に無断で、ゴム芯の低反発素材の割合を少なくして反発係数を上げるようにミズノに求めていたというものですが、規格外品が入っていたわけですから、これは返品すべきだったのでしょう。下限を下回ったものがあったから、反発係数を上げたというのは、まったく理由が当たりません。返品できない理由が、どこかにあったのでしょう。

NPBはシーズンが中盤戦に入ったこの時期まで、「変えていない」と繰り返してきたといいますが、フアンや選手を馬鹿にした発言です。どうせ、選手や野球フアンは馬鹿なので分らないだろうと思ったとしか思えません。

 しかし、ミズノも多くのひとが関係しているのに、よく分からなかったものです。

 いずれにしろ、加藤コミッショナー、下田事務局長は、辞めるべきでしょう。何のための統一球にしたのかを考えると勝手に反発係数を変えてはいけないでしょうし、いろいろの野球記録もおかしくなります。

 このまま、使い続けるのでしょうか。王さんの年間本塁打記録も塗り替えられるかも分りません。

0 件のコメント: