2013年6月10日月曜日

1日40分の運動効果

  高齢者は、1日40分の軽い運動で病気を撃退できると、厚生省研究班が国内外の論文を分析して結論づけました。65歳以上の人が1日で合計40分体を動かすと、がんや認知症になるリスクが平均21%低くなるといいます。年齢に関係なく、活動時間が1日に10分増えると、がんや認知症のリスクが平均3.2%減るとも発表されました。

「人間は適度な運動をすると脳内の神経成長因子が増えて神経細胞のネットワーク作りに結びつく。これが認知症予防になるのです。運動で脳の血流が増えると、神経細胞を健康な状態に保つことができます。運動ががん予防になるのはがん細胞を殺すNK細胞が増えて免疫力が上がるから」ですと、米山公啓氏がいいます。
 
米山氏が進めるのは13040分のウォーキングです。
 
「少し早足で歩くと、インスリンの分泌が活性化して糖尿病予防になるし、血圧も下がる。頑張りすぎると酸素の摂取量より消費のほうが多くなり、無酸素状態に陥って体調を壊すことがある。毎日ウォーキングをしつつ、週に1度の筋トレで肥満を抑制するのが理想パターン」と言います。

0 件のコメント: