2013年5月25日土曜日

アルツハイマー病患者の脳は糖尿病と同じ状態

 
  九州大学の生体防衛医学研究所(福岡市東区)は、亡くなった88人の脳を解剖した結果、アルツハイマー病患者は、脳内の遺伝子が糖尿病と同じ状態に変化することが判明したと、57日明らかにしました。

 血糖値を調節するインスリンが脳内で働く仕組みを解明し、糖尿病状態から回復させる方法が分かれば、アルツハイマーの進行を防ぐことができる可能性があるといいます。
 
 糖尿病を患うとアルツハイマー発症率が34倍に高まる点に注目し、65歳以上の88人の脳を解剖すると、脳が萎縮するなどアルツハイマーを発症した人が26人もいたそうです。

 さらに40人の脳の遺伝子解析にも成功し、アルツハイマー発症者は、糖代謝を制御する遺伝子や、インスリンを作る遺伝子が激減しており、脳内が糖尿病状態になっていました。

糖尿病患者は、脳内の代謝が悪いため、神経細胞が死んでアルツハイマーの発症や進行の危険因子になることも判明しました。

  これは、わたしも知りませんでしたが、東大で確認しましても、そのとおりだと言われました。とすれば、どうすべきか。結果のみを聞かされても、嬉しくありません。是非、対策も考えてほしいものです。

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