この第1段が成功して2%インフレが定着すれば、第2段は実質経済成長率が高まるかどうかです。インフレと高成長が実現すれば、次は再生の持続性が回復するかどうかです。実質成長率が1%では国民生活の実感としては良くなりません。
インフレは低所得者を苦しめるので、格差を拡大させる恐れもあります。そこで痛みを伴う構造改革(成長戦略)で成長率を上げる必要が出て来ます。これが第2段です。「経営者の流動化」こそ成長戦略の本筋ではないか。成長戦略が大成功し、実質成長率が2.5%になったとしよう。これは、インフレ率2%の下では名目成長率4.5%の高度成長を意味します。
アベノミクスが大成功しても財政の大きな宿題は残ります。国民は気を引き締めて長期の政策を考える必要があります。今のムードだけで、参院選、都議選に臨むと、大変なことが起きそうな感じがします。
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