2013年3月21日木曜日

パナソニックのヘルスケア事業売却

  パナソニックがヘルスケア事業を売却する方向のようです。3月17日の日経新聞に報じられていました。コールバーグ・クラビス・ロバーツといった投資ファンドなどが関心を示しているようです。ヘルスケア事業全体を売却した場合は、数百億円から1000億円になるそうです。

 同事業は、2012年3月期の売上高は1336億円、営業利益は88億円です。パナソニックは、最終損益が2期連続で7000億円以上の赤字の見通しで、経営再建のために事業の選別は、必要ですが、どうもすっきりしません。この巨大な赤字を作ったのは、どの部門なのでしょうか。一方で、堅実に進めてきた事業部門を売ってしまうというのは、多分、今の経営者が、ヘルスケア事業にタッチしたことがなかったこともあるのでしょう。ただ厳しくだけではなく、正しく評価することも必要でしょう。こういうことをやっていると、誰もパナソニックに行かなくなります。

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