2013年2月6日水曜日

藤巻健史の日本大沈没(22)

 カルロス・ゴーン社長の20123月期の役員報酬は、98700万円だったそうです。トヨタ自動車は取締役27名に97200万円支払ったといいます。

米国の社長に社用車はありません。モルガンの会長など、背広にスニーカー、ナップサックで電車通勤をしていると聞いたことがあります。藤巻氏がソロス・ファンドのアドバイザーになったとき、社用車を要求したら、「ソロスやドラッケンミラーにも社用車がないのに、君は要求するのか?」と言われて、しゅんとなったことがあるそうです。


財政破綻が起きれば、公的保障に頼っている、いまの健康保険制度は崩壊します。

優秀なスポーツ選手が海外に流出するワケ

CBSスポーツというウエブページ(http://www.cbssports.com/mlb/salaries/top50)によると、2012年のアメリカ大リーグの年棒(ベースサラリー)第1位はヤンキースのアレックス・ロドリゲスで2900万ドル(約23億円)、マリナーズのイチローは22位で1700万ドル(13億6000万円)だそうです。

一方、日本のプロ野球の選手の給料といえば、「プロ野球データFreak」というウエブページ
(http://baseball-data.com/ranking-salary/all/)によると、1位の中日・岩瀬仁紀が4億5000万円。大リーガーとはえらい差です。

アメリカの年金制度は自分で積み立てたものを自分でもらうという「確定拠出」型だ。
 日本のような「若い人が高齢者を支える」仕組みは、少子化を考えると、いずれは維持できなくなります。

2012529日に決まった「知的財産推進計画2012」では、「サラリーマンが仕事で発明した対価として企業が支払う額について、政府が指針をつくることを含めて検討するのが柱」だそうです。発明の対価が労働市場で決まらず、政府の指針で決まるのもおかしなものです。

社会福祉とは財政学上、所得の再分配です。日本の場合は歳出の4割を占めているわけですが、この分が毎年、歳入不足になっています。その結果、所得の再分配は必要だとういことで、子、孫、ひ孫から借金をしているわけです。借金を返すのは彼らです。それを政府が堂々とやっていていいの?という話でもあります。

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