2012年12月17日月曜日

なぜか、仕事がうまくいく人の習慣(1)


 先日、ケリー・グリーソン著、楡井浩一訳(PHP文庫)を購入しました。今回は、この中から、参考になりそうなところをピックアップしてみます。

 この本では、能率向上プログラム(PEP)の助けを借りると、現在の生産性を3倍とはいかないまでも、2倍にすることはできると云っています。事実であれば、ホワイトカラー族にとっては、凄いことです。8章からなっています。
まず1章は.「すぐにやる!」です。これは、わたしも心がけるようにしています。特に人から頼まれた場合には、その場で電話したりします。それによって、依頼者も本当に約束を実行してくれたことが分ります。また、その場で、済ませると、あとまで覚えておく必要もありませんし、結果を依頼者に知らせるという手間もかかりません。

また、書類、メールは「すぐに」処理するとあります。次に「まずは、デスクの上の整理からとりかかろう」です。わたしは、机の上の整理は、非常に下手です。年末には、整理したいと思っています。
「すぐやる」も三日坊主では、効果は上がりません。なにごとも長続きが大事です。
ここで、仕事の「先のばし」という癖を直す八つの鉄則を述べています。
(1)書類を読むのは、一度ですませる。耳の痛い言葉です。ついつい同じ書類を2度、3度と読んだりします。
(2)重要でない仕事を先に終わらせる。重要な仕事を先にやると、それだけで、くたびれ切ってしまいます。物事というのは、やるべきか、やめるべきかのどちらかです。やるべきことは、さっさとやってしまいましょう。

(3)問題は小さいうちに解決する。マーフィーの法則は、イギリスでは“しかたがない”の法則と呼ばれているそうです。何か悪いことが起こりそうだと思われるときは、必ず起こります。十の悪いことの起こる可能性があるときは、間違いなく、その中でいちばん大きな悪いことが起こります。絶対に起こってほしくない問題こそが、必ず起こります。問題が小さいうちに取り組む習慣を身につけておけば、それが大きくなって、解決に時間のかかる危険なものになる前に片付けることができます。
(4)仕事の邪魔になる原因を、真っ先に処理する。

(5)やり残したことを片付ける。やり残していることがあると、そのことが頭に残って、新しいことはできなくなります。
(6)過去ではなく、未来を目指して仕事を始める。

(7)「時間がかかるから」を先のばしの言いわけにしない。マーク・トウェインの言葉に、「蛙を二匹飲み込まねばいけないときは、大きいほうから飲み込むこと。それと、あまり長いあいだ見つめないことだ」とあります。仕事の順番を選べる立場にあるなら、いちばん楽しくない仕事を選んで真っ先にすませよう。いやなことは、先のばしにせずに、さっさと片づけてしまおうというわけです。
(8)先のばしから解放されれば、もっと元気になる。間違った完璧主義より「すぐやる」習慣を身につける。完璧主義に犯されると、全体の仕事のバランスが悪くなります。
 
 以上が、先のばしを直す8つの鉄則です。

0 件のコメント: