2012年12月11日火曜日

宮田重樹氏の「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる」(23)

(昨日からの続きです)

寝たきりを防止し、介護生活に陥るのを防ぐためには、血液をサラサラにする効果がある食べ物を常に食べることも重要です。

もっともお勧めしたいのが納豆です。
納豆には、次のように6種類もの血液サラサラ効果のある栄養素が含まれていますから、苦手でない方はぜひ11食を習慣化してください。

    ナットウキナーゼ……血栓を溶かす作用があります。
    大豆タンパク……弾力性のあるしなやか血管をつくります。
    大豆イソフラボン……活性酸素から血管を守ります。更年期障害の改善にも効果あり。
    レシチン……コレステロールが血管壁へ沈着するのを防ぎます。
    大豆サポニン……血中の脂質を減らします。
    カリウム……食塩の排出を助けます。

納豆は、血液をサラサラにする能力で言えばまさに「王様」です。

血液をサラサラにするという意味では、血小板の凝集を抑えて血栓を防ぐ作用があるEPA(エイコサペンタエン酸)DHA(デヒドロアスコルビン酸)もお勧めです。

これらの成分には、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす作用もあるので、血管を拡張させて高血圧を改善する効果も期待できます。

ドラッグストア等でサプリメントとして購入できますので、それらの栄養補助食品として摂取するのが簡単で便利でしょう。

この2つの栄養素は魚類にも多く含まれていますので、魚を食べることでかなりの量を摂取できます。

EPA/DHAの含有量が多い魚類

 
このほか、野菜や果物、海藻等の中にも、高い血液サラサラ効果を持つものがあります。
特に効果が大きいのは、にんじん、セロリ、パセリなどのセリ科の野菜。これらの野菜には、抗凝血作用のあるピラサンが多く含まれています。

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