2012年11月18日日曜日

宮田重樹氏の「死ぬまで寝たきりにならない体をつくる」(2)


  体の中の「動かしていない部分」から錆びついていきます

人間の体というのは本来、60歳や70歳程度ではまだまだ衰弱しないようにできています。
体が弱るのは、年をとったからではなく、自分の体を使っていない期間が長いから弱るのです。その因果関係は、次のように明白です。

・筋肉を使わないと→その部分の筋力が衰える
・関節を動かさないと→錆びついて、その関節の可動範囲が狭くなる
・動くのをやめると→心肺能力が衰え、ちょっとした動きでも疲れ、動悸がするようになる
・頭を使わないと→ボケ始める

加齢とともに体のすべての機能が一様に低下していくのではなく、体の中で使われていない機能が劣化していくのです。

寝たきりを予防する1つのポイントは、肉体的に体の筋肉や関節をまんべんなく使ってあげることです。

2つ目のポイントは、年をとったからと萎縮しないで、何にでも積極的に取り込んでいく「精神の若さ」を持つ続けることです。

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