2012年9月11日火曜日

原田泰氏の震災復興欺瞞の構図(11)


 前日からの続きです。
「東日本大震災では6兆円しか破壊されていないのに、政府は1923兆円の復興予算が必要だとして、10.5兆円の増税をもくろみ成功している。政府や地方自治体は、いったい何に使おうとしているのだろうか。

政府は201152日に4兆円の第1次補正予算、725日に2兆円の第2次補正予算、1121日に12.1兆円(うち、東日本大震災関係は11.7兆円)の第3次補正予算を成立させた。

応急仮設住宅は予備費503億円と合わせ4129億円で、10万戸超の仮設住宅の建設または賃貸住宅を確保することになっている。しかし、4129億円で10万戸とは、一戸当たり412.9万円掛けるということである。仮設住宅とは、断熱材を入れた薄いパネルを鉄骨の間に挟んで組み立てるもので、一戸30平方メートルしかない。コスト高の支援策である(しかも、実際には撤去費も含めると一戸500万円かかるようだ)

ガレキ処理費で3519億円であるが、後述するように、最終的には1兆円を超える。東日本大震災で破壊された住宅は32.7万戸である。

一戸当たりの処理費は、1兆円の場合では306万円になる。何かおかしくないだろうか。家を立て直す時、古い家を解体処理して整地してもかかるには100万円程度だ。しかもすでに壊れている家の処理だけで、整地もしない」
 たしかに首を捻るばかりです。国民は、騙されないようにもっと賢くならねばなりません。

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