2012年3月4日日曜日

登石裁判長の弾劾裁判

 推認に次ぐ推認で、元秘書3人を「疑わしきは全部有罪」とした登石裁判長、罷免を求めて、衆参の国会議員各10人と予備員各5人で構成される「裁判官訴追委員会」に訴追請求状を提出したのは、平野貞夫元参院議員です。

平野氏はその書面で、〈登石裁判官は憲法に対する職務を著しく怠っただけでなく、憲法原理さえも冒涜した〉と指摘し、〈適格性や資質に重大な欠陥があり、弾劾裁判によって罷免すべきである〉と、切り捨てています。

捜査当時、麻生政権の森英介法相が、「大久保秘書の逮捕はわたしが指示した」と漏らしていたというエピソードも明らかにしています。

司法腐敗の象徴が小沢裁判というわけですが、この請求が訴追委員の賛成多数で受理されたら、登石裁判長は万事休すです。今度は訴追状が国会の弾劾裁判所に送られ、裁きを受けることになります。

「いまや司法の信頼は完全に失堕しています。報告書にウソを書き連ねた田代政弘検事が告発され、登石裁判長には訴追請求が突きつけられました。国民もネット上の論議を見ていると、大マスコミが作り出した世論への迎合ではなく、法と証拠に基づいた判決を求めています」。

森英介氏も名を連ねる訴追委員会のメンバーが、それでも請求を無視するようなら、彼らこそ国会で追及し、罷免すべきだと日刊ゲンダイは論評しています。

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