2011年9月16日金曜日

菅氏の献金問題(2)

 菅前首相が巨額の献金を行い、民主党そのものを違法な迂回献金の抜け道に使っている可能性のある市民の党は、周知のように今年4月、三鷹市議会議員選挙に森大志氏を公認候補として擁立しました。酒井氏10年ほど前に北朝鮮でよど号の人間や娘たちと会い、森大志氏との繋がりは氏の姉と会ったことから始まったと、「産経新聞」に語っています。

よど号犯や、森大志氏をはじめとするその子供たちの北朝鮮での位置づけを明らかにしたのが八尾恵氏です。彼女はよど号犯の一人、柴田泰弘と結婚、1983年、有本恵子さんをコペンハーゲン経由で北朝鮮に拉致した犯人の一人です。

よど号犯たちは特権階層として北朝鮮で生活しており、彼らの子供たちはよど号犯のリーダーで森大志氏の父親、田宮高麿が校長を務める寺子屋式の「日本革命村小学校」で教育されたといいます。

そこでは、子供たちに「日本に革命を起こす革命家」となるべく、「金日成、金正日に忠誠心を持ち」、「戦士となるように教育」されます。酒井氏は革命のために選挙をやっているとも語っています。

酒井氏と菅前首相の関係は当初選以来、少なくとも31年にわたります。菅前首相は酒井氏との関係を問われ「相当の期間お会いをしておりません」と答えましたが、古屋氏は、「(酒井氏)本人は、昨年、菅前総理が財務大臣当時、消費税問題で熱く議論したと言っている」と指摘しました。

菅前首相の突出した献金は何故なのでしょうか。酒井氏や市民の党が掲げる革命や価値観に共鳴しているからなのでしょうか。こうした問いに、菅前首相は真摯に答えなければなりませんと櫻井氏は追及しています。

また、「民主党の資金はほぼすべて国民の税金なのだ。その使い道について国民が説明を求めるのは当然だ。

民主党の組織対策費は一体どうなっているのか。組織対策費とは、それを受け取る議員の領収書さえあれば使途を説明する必要もなく、さらに政治資金であるために、受け取った議員は税務申告する必要もない、使途不明金の温床として強い批判を浴びてきた。この問題を追及してきた松田賢弥氏の指摘では、組織対策費の名目で少なくとも約37億円が使途不明のままだ。

その全貌が判明すれば、『党がぶっ壊れる』(佐藤泰介元財務委員長)と言われる組織対策費について、菅前首相以下、クリーンさを標榜してきた民主党の面々は口を拭い続けるのである。菅前首相を包む政治資金の闇は、まさに民主党を深く広く蝕む闇である」と結んでいますが、まさにそのとおりで、政治家は、やはりクリーンさが必要です。野田新首相も同様に不法献金問題があるようですが、ちょこちょこ、指摘されたときに返金するのではなく、最初から、全部洗いざらい出してほしいものです。そうでないと、また辞任に追い込まれ、日本は潰れます。

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