2011年8月20日土曜日

菅こそ復興の足かせ

 全国47都府県議会の議長が、菅直人首相に即時退陣を求める緊急決議を採択しました。異常な事態です。議長らは「菅首相の存在こそ復興の足かせだ。被災者のために、一刻も早く退陣を」と悲痛に訴えました。

決議文では、「(菅首相が)明確なビジョンを示さず、国民の政治に対する信頼を著しく損なっている」として、いさぎよく退陣するよう求めています。

福島県の佐藤知事は「子供たちは避難を強いられ、大人は『明日の生活や仕事はどうなるのか』と不安にかられている。しかし、不安解消のため、第3次補正予算は進んでいない。菅首相の進退が政局の中心になっている以上、退陣しかない」と訴えています。

東北の中心・宮城県の畠山知事も「自治体が復興計画を立てても、国の計画、財源が決まっておられず、動けない。菅首相が延命しか考えず、政権運営ができていないことが問題だ。首相が与党から『ダメだ』と言われるのは異常。菅首相の存在自体が復興の足かせになっている」と述べた。

これに対して、菅首相は「復旧・復興と原子力事故の収束は着実に進行し、国民は喜んでいると思う」と厚顔無恥の発言を行っています。

畠山氏は「バカを言ってはいけない。宮城には仙台牛というブランドがあるが、セシウムに汚染された稲わらを食べて、出荷停止になった。34月に手を打っていれば、こうならなかった。菅首相は人の気持ちが分からない」と激怒しました。

佐藤氏が「全国規模の組織である議長会の決議は重い。菅首相は国民のことを考えて即時退陣すべきだ」と語っています。不人気の森喜朗首相(当時)が地方の反乱をきっかけに退陣に追い込まれた例もあります。

ペテン首相に、被災地の叫びは届くかと産経新聞は書いています。

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