2011年7月20日水曜日

脱税容疑の「ソフトウエア興業」から政治献金

 東京地検特捜部が、都内のソフトウエア会社「ソフトウエア興業」の社長(64)らを法人税法違反(脱税)容疑で立件する方針を固めました。

献金やパーテイー券を購入してもらった“灰色”の与野党議員がゾロゾロ出てきています。社長らは、ソフト社の社員寮の建設費を水増し発注する方法で、約5億円の所得を隠し、093月までの3年間に1億円あまりを脱税したとみられています。ソフト社は、従業員の給与遅延などさまざまな悪い噂がネットに書き込まれている“ブラック企業”です。

この社長から献金を受けた国会議員は、ざっと調べただけでも与野党合わせて10人います。

「野田財務相は計50万円、仙谷由人官房長官はパーテイー券30万円分。馬淵澄夫首相補佐官の資金管理団体『まぶち会』は09年に20万円の個人献金を受けています。太田和美衆院議員が代表の『民主党福島県第2区総支部』も10万円の企業献金を受けています。

自民党では、細田博之元官房長官が80万円の寄付を受け、0108年には計70万円分のパーテー券を購入しています。他にも、菅義偉元総務相、中川秀直元官房長官、二階俊博元経産、古屋圭司衆院議員、加藤勝信衆院議員の関係政治団体に対して、24万~50万円の企業献金を行っています。

 献金のほんとうの狙いは何だったのでしょうかと指摘されています。献金を受け取った議員は、「知らなかった」で言い逃れをするのでしょうが、次の選挙の時には、しっかり振るい落としたいものです。

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