2011年6月23日木曜日

自転車にも強制保険を(1)

 東京大学教授の山内昌之氏は、「高齢者や一部の子供を除き、自転車が歩道を走ることは2008年の道路交通法改正でも原則として禁止されています。しかし、依然として、わがもの顔で歩道を走り回る自転車が後を立ちません。自転車が加害者になる事故もかなり発生しているのではないでしょうか。強制保険制度の導入で、自動車と同様、自転車を利用する人すべてに保険加入を求めるべきです。

 私自身も数年前、歩道を歩いている時、後ろから猛スピードで走ってきた自転車に衝突され、横転しました。幸い骨折や後遺症もなくてすみましたが、あのときのショックと恐怖はいまだに忘れられません。

 事故は決して人ごとではありません。

 実際の事故の補償にも役立ちますが、保険の効果はそればかりではありません。応分の費用負担が生じることで、自転車の乗り手に安全に対する意識の向上が期待できる。自転車の利用者には、自転車は歩行者ではなく、クルマの延長線上の乗り物であり、歩行者にとっては凶器にもなり得るという自覚を、保険を通じてぜひ持ってほしい。

 歩行者の多くいる歩道では自転車から降りて押す、百歩譲って、せめて最徐行するぐらいのマナーがあれば、ここまで目くじらをたてることもない。もはや利用者の良識に期待する段階はすぎたと考えています」と山内氏は語っています。

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