2011年4月11日月曜日

福島よりもっと怖い福井「もんじゅ」の現状(1)

福島原発に世界が注目する中、国民の目の届かない場所で、
実は同じような危険な兆候が続いていると日刊ゲンダイ
42日号は報じています。

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」が、この恐怖の代物です。この原子炉は発電しながら新たなプルトニウム燃料を生み出すとして、自民党政権が2兆円もつぎ込んだ“夢の原子炉”でしたが、昨年8月の重大事故以降、ニッチもサッチも行かない状態らしいのです。

燃料棒交換のための『炉内中継装置』(長さ12㍍、重さ3.3トン)が原子炉内に落下、破損して抜けなくなったのです。落ちたタイミングも最悪でした。発電実験に必要な新しい燃料棒を入れ終え、引き抜く途中に起こったのです。もんじゅが使うMOX燃料棒には、大量のプルトニウムが含まれています。そのため、装置回収は一瞬のミスも許されない困難を極める作業となっているのです。

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