2011年1月15日土曜日

メタボ対策

 日経新聞に目をとおしていますと、標題のことに触れていました。わたしも典型的なメタボですので、非常に関心があります。問題は、簡単なことですが、なかなか実行できないことです。書かれていたことを次に記します。

 大阪府立健康科学センターの西村節子栄養指導班長は、同センターでメタボ解消の保健指導を受け、半年後に4%以上の減量に成功した男性18人に聞き取り調査をしました。
成功要因はまず強い動機だそうです。「糖尿病になりたくない」、「娘の結婚式でかっこよく歩きたい」とかが書かれていましたが、これらは、わたしには強い動機にはなりません。すでに糖尿病ですし、娘も結婚しています。

 改善メニューに無理がないことが大事で、目標が高すぎると挫折しやすいので、がんばれば達成できる目標を立てるのがコツのようです。
体重をこまめに量るなど、家族と一緒にウオーキングするなど周囲の支えも重要だそうです。
体重を落とすには、摂取エレルギーを減らして消費エレルギーを増やす。これは、理論的には、単純なことですが、これがなかなか出来ないのです。体重80キロなら半年で4%減は3.2キロ。2ヶ月で約1キロ落とせばいい。1キロ減れば腹囲も1センチ縮む。食事や運動で体にため込むカロリーを今より毎日120キロ㌍削減するのが目標となりますと、あります。ご飯だと0.5杯分です。

 京都医療センター臨床研究センターの坂根直樹予防医学研究室長は、食べたいと思った食事と似ている低カロリーで健康的なメニューを選ぶ方法を勧めています。牛丼が頭に浮かんだら親子丼にする。トンカツではなくチキンカツ、そばなら具を天ぷらからわかめに変える。酒のつまみは上げ出し豆腐を湯豆腐に、鳥のから揚げを焼き鳥にするなどの工夫です。
どうしてもトンカツなど好きな物が食べたい時は量を減らし、キャベツはドレッシングではなくポン酢をかけるなど、カツ以外では油を控える。食パンを薄くしたり、マヨネーズ、ドレッシングなどを低いカロリータイプにしたりするのもよいとあります。これは、出来そうですが、これでも面倒です。

 また、メタボになると、金銭面でも損失が大きい。標準体形の男性が20㌔(女性は16㌔)太って糖尿病になると、患者一人あたりの年間の医療費が平均的な身長・体重の人の2.5倍になるそうです。仕事を休んで通院する損失や費用を加えれば負担はさらに増えます。

メタボ解消のための生活習慣改善のコツ
◆ その1…成功するための作戦を立てる
◆ その2…毎日記録をつける
◆ その3…周囲のサポートを得る
◆ その4…目標が続いた時のご褒美を自分にご用意する
◆ その5…コツコツ続ける

 まず小さな一歩から踏み出す。そして小さな成功を積み重ね、自信を高めていこう。なんとかいいながら、今年はメタボを解消したいものです。

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