2010年12月1日水曜日

安保改定50年

 「今年は、日米安保条約の改定後50年で、60年安保の50年後です。この50周年の、何にか記念式典をやろうという話は、全然政府から出てこない。岸首相とアイゼンハワー大統領の間で安保条約の改定が調印されたのが1960年10月。全学連、労組などが「安保反対」「岸を倒せ」とデモを展開し、6月18には33万人の郡衆が国会議事堂と首相官邸を取り囲みました。

 しかし、このとき成立・批准された日米安保条約が、その後の日本に平和と繁栄の基盤を作り、いまもそうだ、との評価は定着しています。

 「菅首相はさきに『日韓併合100年』に当たって首相談話を出しました。日韓100年でおわびの談話を出したのに、安保50年に首相談話が出ない。なせなのか。今からでも出すべきだ」という人もいます。

 「米国は安保50年に新宣言を出そうとして準備をした。しかし、普天間で鳩山・菅政権が迷走して片づかないから、あきれて引っ込めた」「普通なら式典も新しい共同宣言も出る。しかし、米政権は菅政権に対し不快感を示している。約束した普天間の新設をしっかりやれ、と圧力をかけている。相手が乗り気でない当然のメッセージを、政府は深刻に受け取るべきだ」と高村正彦元外相が語っています。

 塩崎恭久元官房長官は、「米側は、菅政権とは本当の話はできないと思っている」と語っています。

 どうも、今の菅・仙谷体制は、左よりでどこと親しくせねばならないかが、まったく分かっていません。地方の選挙でも負け続けています。国民の信は、民主党にはないようです。民主党に真の大人の政治家が出てきてほしいものです。このままいくと、アメリアカからも愛想を尽かされます。

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