2010年9月8日水曜日

仙谷官房長官の危険な考え

 8月24日の毎日新聞によると、仙谷官房長官が、8月23日のBS11の番組「インサイドアウト」の収録で、09年衆院選で民主党が掲げたマニフェストに関し、「野党時代に考えたことを一字一句修正出来ないというのはあり得ない。現実の政治過程に入れば、そんなことはすぐ分かる」と述べ、柔軟に修正すべきだとの考えを示しました。

 小沢氏をおす議員は「原点に帰れ」と公約の実行を要求しています。仙谷氏は「公約を守るのはけしからんとか、正しいとか結論ばっかり議論するんではまずい」と述べました。
 
 この仙谷氏の考えが、危険なのは、マニフェストは政権をとるために国民と約束した公約です。これをないがしろにする場合には、衆院を解散して、あらためて異なったマニフェストを国民に問うべきでしょう。わたしが、民主党に投票したのは、
1.公務員改革と天下りの排除
2.無駄の排除です。

 1については、“天下り”や“出向”でなし崩しです。これは、完全にマニフェストに反しています。さらに目玉であった国家戦略室も辞めてしまいました。普天間の問題も口を閉じたままです。その代わりに韓国に36回目のお詫びを言い、戦後補償は足りなかった、慰安婦補償の問題も言い始める始末で、日本にそのような金があるのか、そして支払う必要があるのかなども論議せず、勝手にひとりで決めてしまい、これを頭の緩くなった菅首相が、すべて呑んでしまったようです。今や、仙谷の傀儡首相となった菅政権は、危険な方向に日本を持って行こうとしています。次の民主党の代表選で何とかしないと、円高、株安で日本丸は、沈没します。数年前の民主党のテレビコマーシャルを思い出します。なんとか、小沢一郎氏に代表になってもらい、嵐から救ってほしいものです。

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