2010年8月26日木曜日

菅首相談話に対する櫻井よしこさんのコメント

 わたしは、櫻井よしこさんは、右翼すぎて、あまり好きではありません。ところが、産経新聞に寄せられた菅首相談話に関する文だけは、おおむね賛成です。その中身を少し長いのですが、紹介しましょう。

 櫻井さんは、「歴史に関して日本政府がどれほど謝罪を重ねてきたかを調べてみると、その夥しさに愕然とする。ざっと見て、日中国交正常化当時の田中角栄以来、菅直人首相の談話まで、実に36回に上る。なにゆえに我が国はこれほど心からの反省を誓い続けるのか。

 8月10日の菅首相談話は、仙谷由人官房長官、鳩山由紀夫前首相ら、民主党政権首脳の合作である。同談話に執念を燃やした仙谷長官の役割は、とりわけ重要だ。明らかに早い段階から新たな謝罪談話発表に強い意欲を抱いていた氏は、7月7日の日本外国特派員協会での会見で韓国への戦後補償は不十分と発表した。


 官邸が民主党側に内容を伝えたのは発表前日だった。党に諮るどころか、全文を事前に見せもせず、検討、議論の時間も場も与えずに承諾させる方法が、仙谷氏の流儀である。
小沢氏の独裁的手法を反発した本人が第二の小沢になっている]。

 さらに、菅氏、仙谷氏の知識不足、勉強不足を痛烈に批判しています。
「菅、仙谷両氏は、あたかも国民の意思を代表するかの如く、談話を発表したが、歴史についての知識や理解は恐ろしいほど貧しく、国家観を欠落させた氏らにその資格はない。

 『日韓2000年の真実』を著した名超二荒之助氏も韓国併合も日本にだけ責任を負わせる人が多いのは残念で、韓国自身の責任を取り上げないのは、韓国のためにならないと日韓の歴史研究に心血を注いだ名超氏は指摘している。
「アメリカの鏡・日本」の著者、ヘレン・ミアーズ氏は、「1910年、日本が韓国を併合したのは、新皇帝が請願したからだった」と書いた。
ミアーズ氏は日韓併合について、日本は一つひとつ手続き外交的に正しく積み上げていた、そして宣言ではなく条約で、最終的な併合を達成したと書き、「列強の帝国建設は、ほとんどの場合、日本の韓国併合ほど合法的な手続き踏んでいなかった」と記した。


 司馬量遼太郎氏でさえ、歴史を現在の価値観で断ずることを戒めている」と、このあたりの櫻井さんの知識は、大したものです。

 櫻井さんは、さらに「仙谷氏は談話発表直前の8月4日、こんな発言した。『殖民地支配の過酷さは、言葉を奪い、韓国の方に言わせれば土地を奪うという事態もあった。韓国は長年、日本人が土地を奪った、実に全国土の四割を奪ったと教科書に記述し、教えてきた。

 
 だが2006年2月、この説はソウル大教授の李栄薫氏らの研究で、全面否定された』と仙谷氏の発言が事実とまったく違うと書き、さらに次のように指摘しています。
「日本総督府が土地を奪って日本人に与えた事例は皆無だったこと、総督府は土地紛争をめぐる審査においては「公正であった」ことが発表された」と述べて指弾しています。
「官房長官が未だにそうした事実も知らずに発言する知識不足の内閣は、日本と日本国民にとって、不幸と災いの内閣である」とまで言いきっています。

 8月29日の日韓併合100年に向けた首相談話についても、「国民に中身を知らせず、議論も尽くさないままの談話発表は許されない。2001年、米国での国際学術会議で、欧米の国際法学者らは『日韓併合条約は国際法上は不法なものではなかった』などと韓国の学者の一方的な見解を批判した。日本側の見解が国際的に受け入れられている。併合条約を「当初から無効」とする韓国側の出張に同調するような内容であれば、重大な禍根を残す。首相談話を発表する必要性があるのか、極めて疑問である」と筋が通っています。

 禍根を残している村山談話についても、「日本の『殖民地支配と侵略』を謝罪した平成7年の村山富市首相談話は、事前に有力閣僚や与党幹部に詳しい説明が行われず、終戦記念日の8月15日の閣僚で、半ば唐突に出された」と述べ、「平成5年の慰安婦に関する官房長官談話は、根拠なしに慰安婦の“強制連行”を認めた内容だった。国民のことを少しも考えず、ただ近隣諸国に配慮するだけの首相談話などは不要である」と国民にとっては、痛快です。


 今回の突然の菅談話、仙谷発言は、日本ならびに日本国民に多大な精神的、物質的、金銭的負担を強いると思います。参院選大敗北の責任をとって辞めるべきでしたが、代表選が近いということで、延ばしました。しかし、この間の行状は目に余ります。驚異的な円高、超株安などには、まったく手を打たず、ただ見ているだけです。早く交代してほしいものです。菅、仙谷、枝野、野田、前原氏らがおよそ大臣の器、能力がないことがはっきりしました。まずは、小沢氏に代表になってもらって、剛腕、辣腕を振ってもらいましょう。マスコミも民主党議員も目を覚ましてほしいものです。

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