2010年8月18日水曜日

サルの売春

 8月16日の日刊ゲンダイに面白い記事がありました。これは、シンガポールの南洋理工大学が20カ月間にわたり、インドネシアの中カリマンタン州に生息するカニクイザル50匹を調査した結果、明らかになったというものです。

 メスザルたちは、「毛づくろい」をしてもらうために不特定多数のオスたちに愛情の関係ない「その場かぎりのエッチ」を提供するそうです。

 その上、「エッチ価格」は、需要と供給で随分変わるようです。メスが1匹しかいない場合は、通常16分間の「毛づくろい」をしないとさせてくれませんが、メスザルが複数匹いますと、8分間でもさせてくれるそうです。

 オスザルは、ポルノ写真も大好きなそうで、これは米ノースカロライナ州のデューク大学の研究によるものですが、発情状態を示す、赤く腫れあがったメスのお尻の写真を見せると、性的な興奮を示したそうです。

 さらに、サルたちの好物のフルーツジュースを与えて実験したところ、写真を見るためには、このジュースを対価として支払うそうです。写真とジュースを並べてどちらかを選ばせたところ、オスザルたちはみんな写真を選んだそうです。

 こういう研究に20カ月も研究できるとは、やはり大学は、暇なようです。しかし、日本の霊長類研究所でもやっているのかしらと思いますが、寡聞にして、聞いたことがありません。人類の進化過程の研究には、大事な気がします。サルが人間の祖先というのも、これらの大学の研究からも分かるような気がします。ただカニクイザルは、レベルが低いサルかも分かりません。

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