2010年8月3日火曜日

民主党政権で世の中こうなる(?)

 わたしの手元に昨年8月4日の新聞記事があります。最近の民主党の動きは、特に菅内閣に替わって、より旧自民党に近づいている感があり、切歯扼腕に思われておられる方は、多いのではないでしょうか。
仙谷官房長官などは、ひどいもので、頭がおかしくなったのではと思ったりします。政権の中枢にいるという認識がまったくありません。長年の野党ボケもここまで来たかという感じです。かれは、権欲意識が強いだけで、とても官房長官の任は務まりません。酷かった麻生内閣の河村氏も相当にダメでしたが、これよりも問題です。

 ところで、昨年、8月4日の新聞です。日刊ゲンダイです。「民主党は、『税金のムダづかい』を徹底的に洗い直すことで財源を確保する考えだが、その重要な柱が『天下りの根絶』である」と言っていました。この時は、民主党は、『天下りの全面禁止』と『天下り団体の廃止』を目玉政策に掲げていました。今も、本来は、変わっていないはずです。

 ジャーナリストの小林佳樹氏は、「役員報酬に諸経費を加えたいわゆる天下りのコストは、一人当たり年間4億円といわれています。天下り官僚は約3万人なので、12兆円を越す予算が使われています」と話していました。12兆円といえば、GDP(国民総生産)の2.4%にあたるともいいます。これだけの経費が、国民の税金で払われているのです。「特別会計を含めた国家総予算は207兆円で、叩けばいくらでもホコリが出る」と言っていたのですが、ホコリどころか何も出て来ません。

  さらに、「その年の2月に公務員改革に盾ついて有名になった人事院の谷公士総裁は“渡りの帝王”の異名を持っていました。郵政事務次官退官後、天下り財団を同じ時期に掛け持ちするなどして8億円近い報酬を手にしていたが、民主党政権になればこんなヤカラを撲滅できる」と書いていたのですが、果たしてどうだったでしょう。この記事では、「戦後何十年、いつもかけ声だけに終わり、根絶できなかった官僚のデタラメ天下りに初めて本格的なメスが入るのだから、痛快だし、見ものだ」とまで書いていました。これだけ、国民は、民主党に期待していたのです。菅首相をはじめ、青二才執行部、大臣は、襟を正して、国民の期待に応えるべく、仕事に精励してほしいものです。

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