2010年8月19日木曜日

Best 5から消える日本の太陽電池メーカー

 日本は、早くから太陽電池の研究開発、生産を行って来ましたが、2010年には、Best 5に1社も入らないようです。8月15日の産経新聞によると、次のとおりです(単位:万KW)。

    2005年            2010年見通し
1. シャープ(日本) 42.8    1.サンテックパワー(中国)125
2.Qセルズ(独) 16.6     2.ファーストソーラー(米)122.8
3.京セラ(日本) 14.2     3.インリーソーラー(中国) 95
4.三洋電機(日本)12.5    4.JAソーラー(中国) 90
5.三菱電機(日本) 10     5.Qセルズ(独) 80.5

 2005年は、Best 5に4社入っていたものが、2010年の見通しは、日本メーカーは、1社も入っていません。かろうじて、シャープが6位です。どうも日本メーカーは、本格普及期になると、海外の競合会社に追い越されるようです。日本メーカーは、太陽電池以外でも、おしなべて同じ轍を踏んでいます。

 日本メーカーは、変換効率の向上によって勝てると思っているフシがあります。東京大学先端科学技術研究センターの中野所長は、14年までに効率48%を目指すと語っています。しかし、このときに価格が高ければ、売れないでしょう。何が普及のネックになるのかを真剣に考えなければなりません。

 太陽電池は補助金がなければ伸びないのは、まずコストが高すぎるのです。家庭用でも200万円はかかります。次が、寿命です。NPO「太陽光発電ネットワーク」が全国の会員が住宅に設置した483台を調査しました。約30%の149台が12年以内に故障していたそうです。うち、46%の69台は、パネルが壊れていました。この程度の寿命では、設置資金の回収は出来ません。よほど石油価格が上がるかしないと、採算は合いません。

 それに、屋根の上に張り付けた形が良くありません。一般住宅に設置するには、形状、色、構造をもっと検討する必要があるように思います。

 いずれにしろ、日本のメーカーが、No.1になることを祈っています。このためには、戦略が非常に大切です。次の2015年には、日本メーカーが上位を独占してほしいものです。

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