2010年7月19日月曜日

菅・仙谷・枝野・安住の青二才執行部

 民主党の参院選大惨敗はいろんなところで言われていますが、この青二才執行部の責任が最たるものでしょう。これを選んだのが、菅代表ですから、責任は、菅代表にあることは明らかです。まず、この4人は、選挙をまったく知りません。枝野幹事長、安住選対委員長は、選挙でなにをやったか。大学生がやるようなか各議員や議員秘書に動員をかけたのみです。ところが、地元とは連絡はとれていませんので、応援議員が重なったりしていました。また、動員された秘書の交通費、宿代は、秘書負担です。枝野、安住は選挙資金をどうしたか。このふたりは、各県の支部に資金を送ったのみです。どう使われたのかもはっきりしません。二人区で新人が負けたのは、各県支部は、そのもらった資金を新人には、回さなかったのです。それに、議員の応援演説もありません。それでも、これだけ票をとったものです。結果的に全体の票数では、民主党が自民党に勝っているのです。ただ、一人区で圧倒的な敗北を喫したためにこの結果となりました。

 小沢氏は、どうしたか。かれは、連合会長と全国を回り、各組織にお願いしました。資金は、県連に任せず、あと一歩の候補に集中的に投入しました。新人候補にも議員をつけました。これらの地道な努力が実を結んだのです。上に書いた青二才執行部は、今の職に就くのは、20年は、早いでしょう。これらの執行部では、圧倒的に足りない参議院での議案審議が出来ないでしょう。郵政法案も通りません。どうでもいい法案は、通るかもしれませんが。菅代表が、自ら責任をとるといえば、すべてが決着するのですが、週刊文春7月1日号に評論家の上杉隆氏が、「菅直人は絶対に自ら首相の座を降りることはない」と断言しています。わたしもそのように思います。かれは、ずっと菅代表を見てきた人物です。

 以前に、小沢氏が自民党との大同団結しようとした動きがあり、そのときに民主党は、まだまだ人材が育っていないと言いましたが、まさに口先だけでなく、中身の伴った人材がいないようです。ダムも中止と言いながら、中止になったのか、続けてもいいのか、工事は進んでいます。ここは、衆参議員総会を30日に開くのではなく、もっと早く開いて、喧々諤々やるべきでしょう。この青二才執行部は、攻めには、まずまずですが、守りは、からっきしダメです。民主党に国民の票は一番たくさん集まったのです。また、減ったとはいえ、参院での第一党は民主党です。謙虚に反省し、真の国民の声を聞いて、実行してほしいものです。とくに、役人の天下りなどは、即刻やめてほしいものです。 衆院も民主306、国民新党3、社民党7であと3票あれば、3分の2になります。諸派・無所属の鈴木宗男氏、鳩山邦夫氏、小沢氏秘書の石川知裕氏に入れてもらうと3分の2になります。腕のいい執行部であれば、これくらいのことは、楽々できるでしょう。参院で否決されても衆院で再可決すれば、成立します。9月の民主党代表選までは、目が離せません。

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