2010年7月13日火曜日

民主党が参院選、惨敗

 読みどおりに民主党が惨敗しました。最初に言っておきますと、わたしは政治の安定を望んでいます。したがって、今回の参院選挙では、民主党に勝ってほしかったのです。ところが、菅首相になって、驕りが出てきたように思います。“驕れるものは、久しからず”と昔から、言われております。菅氏の唐突な“消費税率10%”は、財務官僚に洗脳されたとしか思えません。仕分け作業で、どんどんおかしな事業が出て来ました。まだまだ出てきそうです。国民がやってほしいのは、無駄を省いてほしいわけです。税金を有効に、大事に使ってほしいのです。大阪府の橋下知事は、大阪府の職員の給与を10%ほどカットしました。ところが、民主党は、そういう無駄を排除することを忘れて、財務官僚の言いなりに“消費税率10%”を叫びました。橋本首相の頃に3%から5%に上げて、経済はおかしくなり、山一証券をはじめ、銀行が軒並み倒産したのは、記憶に新しいところです。自殺者が急激に増えました。それなのに、菅氏は5%から10%へのアップを議論したいと言っているのです。国民は、こういう人を首相にすれば大変になる。民主党に政権をとらせたのでは、生活が貧窮すると敏感に感じとったのです。

 民主党が、参院で半数割れを起こしたことによって、どういうことが起こるか。予算案以外は、通らなくなります。国会が紛糾します。自民党は、内閣不信任案を提出して、衆議院の解散を要求して来るでしょう。菅、枝野、仙谷では、もちません。仙谷などは、昔のリベラルの病気が出てきて、戦争中の慰安婦の補償を出そうとか余計なことを考えています。成長しきれていないこれらの民主党議員では、どうにもなりません。参院は始末が悪いことに任期が6年ですから、参院を過半数に持って行くには、3年後の参院選挙で圧倒的に勝たねばなりません。

 わたしであれば、3年後に衆参同時選挙を行います。これに賭けるしかないでしょう。幸いなことに、自民党、公明党は、長年の与党ボケで議員立法がまったく出来ません。それまで、役人に作らせていたために自らは出来ないのです。そうなると、民主党が提出する法律に反対するだけです。これでは、必ず国民から批判が出ます。 

 いずれにしろ、この民主党の窮地を救えるのは、小沢氏だけでしょう。かれは、9月の代表選挙を見据えているでしょう。しかし、この間、菅、枝野、安住らの戦犯は、どうするのでしょう。もう政治家ごっこは、辞めてほしいものです。

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