2010年5月29日土曜日

民主党のマニフェスト実行一覧(2)

 普天間問題は、いずれ書くことにしますが、昨年の衆院選挙で民主党が挙げたマニフェストで何が達成でき、何が違反しているかについて、挙げておきましょう。
 達成できたもの34件のうち、15件を記載します。
1. 議員親族の同一区での連続立候補は認めず
2. 公立高校生の授業料を実質無料化
3. 私立高校生のいる世帯に月額1万円を助成
4. 生活保護の母子加算を復活
5. 父子家庭にも児童扶養手当を支給
6. 年金記録と紙台帳の全件照合を速やかに開始
7. 保育ママを増員、認可保育所を増設
8. ガン検診受診率を引き上げ
9. 肝炎患者の自己負担額上限を月額1万円に
10. 戸別所得補償制度を販売農家に実施
11. 郵政株式売却凍結法を可及的速やかに成立
12. 失業後1年は、在職中と同負担で医療保険に加入
13. 木材住宅産業を地域資源活用型として推進
14. 燃料電池など環境技術の研究開発、実用化
15. 貸し渋り、貸しはがし防止法を成立
などがあり、達成後期にあるものが18件、中期にあるものが37件、初期にあるものが62件、未着手が25件あります。政権をとって8カ月にしては、よくやっている方だと思います。
 そして、違反しているもの2件は、次のとおりです。
1. 暫定税率は廃止し、2.5兆円の減税実施
2. 年金保険料は年金給付にだけに充当
 心配なのは、鳩山首相で、週刊誌などによりますと、幸夫人の信頼する占い師から、普天間問題は、5月には解決すると言われ、鳩山首相もこれを信じて、5月と言ったそうです。
民主党の国会議員自身は、みな一生懸命にやっていると思うのですが、どうもシャッポがおかしいようです。このシャッポも真面目で、自民党時代の大臣と違って、国会で居眠りしているのを見たことがありません。しっかりした官房長官がいれば、随分変わるのでしょうが。なんといっても8カ月です。新調の背広も違和感がなくなるまでに時間がかかります。マスコミの報道に惑わされることなく冷静に見ていきたいものです。

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