2010年2月11日木曜日

どこに消えた5000万円入りの紙袋

 「小沢捜査」は、不起訴で終わりましたが、TBSなどが流した「5000万円の紙袋」が大きなナゾとして、残っています。TBSの報道では、水谷建設側が、小沢事務所の石川知裕書記(当時)に04年10月15日に都内のホテルの喫茶室で5000万円の紙袋を渡したというものです。水谷建設の元社長の川村氏、専務の小野氏が同席し、石川氏の正面に座り、ここで5000万円が入ったと思われる紙袋を渡したのを見たというものです。目撃者は、石川氏を長身であったと述べていますが、石川氏はそれほど長身ではないようです。しかし、その目撃者を追及していきますと、目撃した日が曖昧になって来ます。1月27日にTBSのニュース番組で昼、夕方、夜と3度も流されましたが、この件は、以後、検察も取り上げず、TBSも取り上げていませんし、間違いであったとの報道もしていません。この目撃者は、「04年10月15日とは、言っていない」、「暑くて酒を飲もうとホテルに立ち寄って、件の3人の現金の受け渡しを見た」らしいのですが、証人としての信憑性は著しく落ち、とてもこのような曖昧な証言では、証拠能力もありません。テレビ局は、所詮は、この程度の能力しかないということでしょうか。それが、人を糾弾するようなことをすべきではありません。
 この水谷建設の水谷功元会長は、現在、受刑中で、「04年は石川知裕に、05年は大久保秘書に5000万円ずつ渡した」と検察に証言しています。この水谷元会長は、福島県知事の汚職事件の時に検察に迎合して嘘の証言をした前科があります。
 一部では、今回の水谷建設から裏金は、第2の梶山静六事件ではないかといわれています。94年、当時、幹事長であった梶山氏に三井建設の政務担当の役員が、地検の聴取に「渡した」と証言し、朝日新聞などの一面トップで『ダムの受注をめぐり梶山側に1000万円支出』と大きく報じました。ところが、実際はその役員は梶山に渡さず、自分で着服、横領していたのです。水谷建設からの5000万円ももし出金されていたとしても、小沢一郎に渡る前に消えていた可能性があると述べる政治記者もいるようです。石川に渡る前に消えたのか、あるいは石川に渡って消えたのか。小沢幹事長が「不正なカネは一切、受け取っていない」と強く否定するのも分からないでもありません。
 わたしは、このような5000万円もの現金を紙袋で、しかもホテルのような多くの人が出入りするようなところで渡したというのは、なかなか信じられません。持って来るのも大変ですし、貰って帰るのも大変です。

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