2009年3月31日火曜日

儒教と老荘思想

 わたしは、宮城谷昌光の小説が好きで、よく読みます。現在、三国志を読んでいます。1年で1冊のペースで現在まででまだ第7巻までしか出版されていません。文藝春秋での連載です。この中に標記について少し触れています。
 日本では、儒教が中国から輸入されました。江戸時代も四書五経を学ばされました。日本の武士の子は、4歳、5歳からこれらの書籍を音読し、暗記しました。これらは、儒教の教典です。四書とは、「大学」「中庸」「論語」「孟子」、五経は、「詩経」「書経」「礼記」「易経」「春秋」です。老荘思想については、ほとんど紹介されていません。
 儒教は強者のために秩序と身分社会を形成する理論です。したがって、為政者にとっては、都合のいい教えと言えます。これと反対にあるのが、老荘思想で、弱者を基盤とした共同社会を作ろうというものです。小国寡民を老子は理想としました。3度まで罪を犯しても罰せられない、罪の軽い者は、道路の補修などの奉仕活動を行えば罪を除されます。
 今の政治家、経営者も老子、荘子の思想を学ぶべきではないでしょうか。論語や孫子などはよく読まれますが、老子、荘子は学びません。ビジネスのハウツー本は、数多く出されていますが、老子、荘子の思想を学んだことは、ほとんどないのではないでしょうか。こういう世の中になって、弱者を基盤にした政治体制が必要なように思います。

2009年3月30日月曜日

いつまでも働きたい

 内閣府が公表した意識調査の結果(平成20年2月)、いつまでも仕事をしたいと考えている60歳以上は、41.2%に上っていることが分かりました。平成19年の調査では、34.1%でしたから、1年間で7.1%上がっています。
 わたしも死ぬまで働くつもりでいます。多分、家にいれば、刺激もなくなり、脳の働きが鈍ります。体は、健康を求めて、エクササイズに励むようになります。結果は、体は丈夫で、脳はアルツハイマーになるということが、目に見えています。家では、早く辞めてのんびりしたらと言いますが、実際に脳の退化が始まると、まさに濡れ落ち葉現象で、粗大ごみ扱いでしょう。ということで、わたしは、死ぬまで働くつもりでいます。しかし、歳とともに身体には、不調なところが出て来ています。もぐら叩きみたいなものですが、いずれも軽度のうちに見つかり、死には至っていません。狭心症が見つかりましたが、バイパス手術で心筋梗塞には幸いに至る前に手術をしました。中国のカルスマ占い師は、「83歳で大きな病気になるでしょう。それを乗り切ると100歳までも可能性がある」と占ってくれています。さあどうなることやら。いいことは、信用することにしています。

2009年3月29日日曜日

携帯端末出荷台数53%減(1月)

携帯電話の端末市場の縮小に歯止めがかからないようです。JEITA11日に発表した内容によると、1月の携帯電話・PHSの国内メーカーの出荷台数は1915000台と前年同月比53.1%減でした。NTTドコモやKDDIなどの携帯各社がゼロ円や1円での安売りをしたのにこの結果だったそうです。もっとも安い端末は、在庫品だったでしょうから、メーカーの出荷には、タイムラグがあるでしょうが、どんどん買い替える時代にはないと思います。

 日本の携帯各社(通信キャリア)が携帯端末メーカーから携帯端末を買い、ユーザーに売るというシステムは、そろそろ変える必要があるかも知れません。携帯端末の売上が、急激に落ちている今が、いい機会でしょう。携帯端末メーカーが製造し、ユーザーに売るという通常の電気製品と同じシステムにすべきではないでしょうか。携帯各社は、利益が非常に出ているために、ユーザーに還付することなく、海外に多額の投資をし、失敗を続けています。海外への投資は止め、ユーザーやメーカーに還付すべきでしょう。携帯各社の利益は、せいぜい500億円程度に抑え、あとはすべて放出すべきと思います。今のシステムは、通信料を高止まりさせるために携帯端末も複雑にし、高級化しています。かなり多くの人が、こういう端末は望んでいないでしょう。総務省も根本的な指導が必要なのではないでしょうか。このような不景気の折にあまりに多額の通信料を支払わされているように思います。

2009年3月28日土曜日

陣内智則の浮気相手

 格差婚といわれつつも羨望を浴び、3億円の挙式まで行った陣内智則(35)と藤原紀香さん(37)が離婚しました。原因は、週刊誌ネタですが、陣内の浮気や暴力だったようです。紀香さんは、意外や関西の和歌山出身です。見かけよりもかなり尽くすタイプであると以前から聞いておりました。
 しかし、陣内の浮気の相手は、誰だろうと噂されています。こんな美人で、稼ぎもいい奥さんをもらって、浮気する必要もないだろうと、巷の男性は言います。みのもんたなども、陣内は仕事せずに紀香さんのカバン持ちをやっておればよかったんだとも朝のテレビで言っておりました。お笑い芸人は、女性にもてます。人を笑わすことに、極端にいえば、命を懸けていますので、素人で特にチヤホヤされている芸能人を騙す、笑わす(に訂正しましょう)ことくらいは、赤子の手を捻るようなものだったでしょう。
 さて、相手は誰か。25日の日刊ゲンダイでは、AV女優の及川奈央、女優の田丸麻紀、グラビアアイドルの森下千里などの名前が挙がっていました。今朝のテレビでも、二人や三人ではないということでしたので、手当たりしだいにいただいていたのでしょう。男よりも女の方が上というのは、長続きしないようです。また、女が絶対に浮気を許さないのも結局は長続きしないようです。これもテレビである弁護士がコメントしておりました。それでも、女の方が下であれば、我慢もできるのでしょうが、CMのギャラ1本で、男の年収以上となったら、これは長続きはしないでしょう。よく言われるのは、「あんな美人を貰ってどうして浮気するのか」、「毎日、鯛では飽きる。たまには、鰯も食べたい」と笑いのネタに出て来ますが、紀香さんの場合は、男にとって贅沢ですが、少し女の魅力に欠けるようなところがあるように思います。米倉涼子の方が、わたしの好みには、合っています。何人かに聞いてみますと、わたしの意見に近い人がわたしの周りには、多かったようです。しかし、芸能人の結婚は、なかなか長続きできないようです。素人は、他人箏ですので、心も痛みませんが、当事者のご両親などは、心が疼くでしょう。いい女ほど馬鹿な男を選びがちです。会社の中にも、結構多いのではないでしょうか。将来性もないのにただ面白いと思って結婚したら、家庭ではまったく面白くなく、仕事もあまり出来ず、出世も覚束ない、したがって、給料も上がらない、別の彼氏と結婚した方がよかったとよく聞きます。一般人の場合は、女性は、生活力もないので簡単に離婚できません。ましてや、こどもまで出来ると。いろいろ考えさせられるふたりの離婚騒動でした。

2009年3月27日金曜日

小沢続投

 西松建設の巨額献金事件に小沢一郎民主党代表の公設秘書の起訴で決着がつきました。これは、巨額献金というよりも巨額裏金作りでした。巨額献金というにしては、10年間で3億円程度。西松建設の裏金が200億円とも300億円ともいわれていますので、その資金の流れを調べていくと、西松建設の政治団体を通じて、一部が小沢一郎事務所に献金をされていることが分かりました。この政治団体には、二つあり、小沢事務所以外に多くの国会議員、県会議員に献金をし、パーティ券の購入を行っていました。

 結局、大久保公設秘書の起訴理由は、政治献金収支報告書虚偽記載でした。どうみても、「間違いでした」で、済む内容のように思います。また、従来、検察が起訴するのは、金額が1億円以上といわれていたと思います。今回は、ふたつ足しても3500万円です。それでも、東京地検は極めて悪質と述べていますが、小沢氏が言うようにこれまで、このレベルでは、逮捕や強制捜査、起訴はなかったように思います。もともと政治献金そのものが、おかしいように思います。医師会や経団連は、多額の政治献金を政治団体を作って自民党に献金しています。宗教団体なども同様です。西松建設と同じ建設会社も同様のことをやっていますし、選挙になれば、建設現場に集めて投票所に送り込んだりしています。そう考えて来ますと、意図的な操作であったと思われても仕方がありません。検察が公平、公正を期すのであれば、民主党など問題にならない金を集める自民党などは、首を洗っておかねばならないでしょう。対岸の火事で高みの見物になれないはずです。

 西松は、約4700億円程度の売り上げ、これとほぼ同規模の建設会社が大東建託5350億円、戸田建設4400億円、前田建設4200億円、三井住友建設4200億円です。これの数倍大きいのが鹿島の13800億円、清水14000億円、大成建設15200億円、大林組13400億円、竹中工務店は未上場ですので分かりません。売上は、いずれも2007年で金額はいずれも約です。これらの企業は、多かれ少なかれ、西松と同様の献金をしていることは容易に推測できます。政治資金規正法の立法は、国会議員に任せず、民間で立法のための研究を行うことが必要のようです。泥棒が自分をガチガチに縛ることは出来ません。それと同様に国会議員が自分をガチガチに縛る法律をつくるはずがありません。

 最後に、小沢代表は辞めるべきだという国会議員もいますが、大久保秘書が認めていない段階で辞任すれば、秘書が認めていないものを小沢氏が認めたことになります。今の段階では、辞めるべきではありません。前原氏や産経、日経なども辞めるべきだとの論調ですが、これはおかしいと思います。世論をリードする新聞は、慎重にあるべきです。特に産経は常に自民べったりの論調ですので、いずれ多くの読者をなくすでしょう。

 

2009年3月26日木曜日

高校野球勝率1位

 WBCで高校野球が霞んでいましたが、日本の優勝で、高校野球にもファンが戻って来るでしょう。実際は、WBCに関係なく、甲子園では、熱戦が続いています。昨秋の明治神宮大会の覇者の慶応が、エースの白村を立てて、島根の開星に4対1で負けました。白村は140キロ台の速球を投げ込む本格的な投手でしたが、甲子園には魔物が住んでいて、無名の開星に敗れました。そのほか、今回は簑島、PL学園といった名門校も久しぶりに勝ち進んでいます。
 さて、ここでクイズですが、甲子園の春夏の大会で、勝率が一番高いのは、どこでしょう。関東でいえば、横浜とか常総学院とか、高いような気もしますが、やはり勝率1位は、清原、桑田、福留、立浪らを出した大阪のPL学園です。春夏の勝ち星が50勝以上のチームでは1位を誇っています。勝率7割7分(94勝28敗)です。今大会で勝ち進むと勝率はもっと上がるでしょう。優勝回数は7度で、春3度、夏4度です。個人成績も桑田が戦後最多の20勝。清原は、ホームランの最多で13本です。今大会には、清原二世の呼び声高い1年生で4番の勧野甲輝選手がいます。楽しみです。
 先ほどのクイズで2位は中京大中京の7割4分1厘(120勝42敗)でした。勝ち星では、中京がNo.1です。2位はPLでした。中京大中京は中京商業時代からの出場です。昭和6年(1931年)の春の大会からでした。PLの初出場は、昭和37年(1962年)の春からでしたから、PLは短い時間で、躍進したといえます。この大会は、どこが優勝するのか、まったく予測できませんが楽しみです。

2009年3月25日水曜日

最後に魅せたイチロー

 WBCは日本の優勝で終わりました。延長10回の表、ランナーを二人おいてイチローがヒット。二人が還って5―3、その裏はダルビッシュが0点に抑え、日本が勝ちました。この大会で、韓国とは、5回戦い、3勝2敗で勝ち越しました。しかも決勝戦の勝ちは、実に大きいものです。日本選手は、韓国のように勝ってマウンドに国旗を立てるようなこともなく、アメリカの観衆からも好意的に見られたようです。ブログにも書きましたが、韓国のジコチュウ振りは世界各国から好かれないでしょう。中国は完全に嫌韓です。
 それにしても、イチローは実にいいところで打ちました。ずっと打てずに来て、本人も相当悔しい思いをしてきたようですが、この決勝戦は、かれの悔しい思いを吹き飛ばしました。しきりに両手で頬を押えていました。涙が出来ていたのかも分かりません。やはり、千両役者です。最後の最後の試合で本領を発揮しました。日本選手が、韓国に苦手意識を持つ中、第1打席からヒットを打ち、切り込み隊長の役目も果たし、最後は決勝点を叩き出しました。まだ、総合力では、日本の方が韓国より上のように思います。しかし、もう差はないようです。日本選手もしっかりしないといけません。
 ガンに苦しむ王さんが勝った伝統を引き継ぐことが出来ました。おめでとうと言いましょう。今日は、みなさん、少し酒を飲みましょう。暗い雰囲気の日本の景気を払しょくしてほしいものです。

2009年3月24日火曜日

奈良桜井・纒向(まきむく)遺跡で宮殿跡か?

 奈良が「卑弥呼の宮殿」発掘か(?)で、騒いでいます。邪馬台国近畿説の人は、これで決まりだと云わぬばかりです。もともと、この地域は卑弥呼の墓と想定される箸墓があり、その北の地域です。日本最古級の前方後円墳が6基もあり、纒向型古墳として知られています。どちらかというと帆立貝に似た形をしています。卑弥呼が中国の魏に使者を送ったのが、3世紀前半の239年といわれています。これまで箸墓ももう少し時代を遡ると思われていました。それが、3世紀前半の建物跡(柱穴)や凸字形の柵などが見つかりました。過去に発掘されたものと合わせると、3棟が東西に整然と並んでいることも確認され、卑弥呼がまつりごとを行った宮殿の一部との見方が浮上しています。さらに東に掘り進めば、中心施設が出て来ると予測されています。
 最近、九州説の分が悪くなって来ていますが、九州説をとる学者は、「吉野ヶ里遺跡に比べても小規模で、邪馬台国が北部九州であることは間違いない」と語っています。残念ながら日本には文字として残ったものがなく、あくまで傍証にしかなりません。わたしは、福岡に生まれ、現在、奈良に住んでいますので、どちらにも愛着があります。日本書紀や魏志倭人伝を参考にすると、邪馬台国は北部九州にあり、倭の大乱で西から東征し大和に至ったという説をとりたいと思います。それにしても桜井市教育委員会の人や、橿原考古学研究所の人たちは非常に熱心です。執念の差では、北部九州は負けているかも分かりません。奈良には多くの文化財が眠っています。わたしも俳優の刈谷俊介さんのように発掘に協力したいと思ったりしますが、実現できていません。

2009年3月23日月曜日

中国移動の社会活動

 世界最大の通信キャリアは、中国の中国移動です。今や、4億8000万以上のユーザーを持っています。日本の通信キャリアは、ユーザー数が飽和の状態にあるため、今後は、どんどん差が開くことになるでしょう。
 最近、その中国移動の総裁である王建宙氏が「2008年企業社会責任報告書」を発表しました。これによりますと、中国移動は2008年1~9月の9カ月間で443億元(約5800億円)の税金を納めました。中国移動は、1.7兆円の利益を生み出しています。王建宙総裁は、中国移動は、五大社会責任プロジェクトを作り、これに2008年で195億元(約2600億円)を投入し、優れた効果を得たと発表しました。
さらに、2007年に中国移動はGDP成長1.35%に寄与し、国民経済内需拡大の2.36%に寄与したと述べました。積極的に社会責任を担うことは、大手企業として当然と考えており、中国移動は「正徳厚生臻于至善(国民の生活を豊かにするために、勉強して自分の能力を高め、知識を用いて、他人や社会に貢献して、完璧にしてゆく)」の理念で行動しています。それも、一時的な活動でなく、持続的に行うとしています。
 王建宙氏は、五大社会責任プロジェクトを進め、大きな成果を上げたと述べました。「農村プロジェクト」については、195億元(約2600億円)を投入し、6万の遠隔地の村にモバイル電話サービスを提供しました。2008年12月までに、農村ユーザー数は1249万件を超え、日に1300万件のSMSを発信しています。「生命プロジェクト」については、2008年に3603名のエイズ孤児を援助しました。中国にはエイズ患者が多いのは、よく知られています。また、「もっとも困窮状態にある母親のための居住プロジェクト」を実施して、一部の母子家庭の居住問題を解決しました。持続的に農村部の生活困窮に陥った老人に白内障手術の治療費の援助もしています。
 「文化プロジェクト」については、不良情報の取り締まりを強化し、843万件の不良情報の通報を処理しました。公衆寄付についても、20万人の人が このイベントに参加し、800万元(約1億円)を寄付しました。また、総計395万台の廃棄携帯端末と部品を回収しています。従業員ボランティア協会を立ち上げ、オリンピックとパラリンピック期間に従業員2451名をオリンピック開催都市ボランティアとして、25000時間(一人10時間)のボランティア活動を行いました。
 日本の通信キャリアもこのような社会的な活動をしているのでしょうか。利益を稼ぐことに専念することは分かりますが、このような公益事業は、中国移動がやっているような社会活動が必要に思います。

2009年3月22日日曜日

AIGの高額ボーナス

 米政府管理下で経営再建中の米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が幹部への高額のボーナスを支払った問題でオバマ政権が揺さぶられています。巨額の支援をしながら問題を見逃したとしてオバマ政権が責任を問われています。昨年、AIGは多額の政府の支援を受けながら、73人に100万ドル以上のボーナスを支給。最高は640万ドル。AIGのエドワード・リディCEOは「法的支払い義務のあるボーナスを払わなければ社員の退職が増加し競争力が低下する」と公聴会で話しましたが、100万ドル以上のボーナスを貰った73人のうち、11人はさっさと退職しています。AIGとか公的資金援助を得られなかったリーマン・ブラザーズの社員は、会社への忠誠心、愛社精神もなく、去っていくでしょう。米国下院はこれらの高額ボーナスは取り返せないとみて、収入の9割に税金を課すことを決めましたが、上院では簡単に通らないようです。結局は、取り得になりそうです。
 この件は、昨年の10月6、7日とブッシュ政権時代に米下院の監視・政府改革委員会にリーマンのリチャード・ファルドCEO、AIGのマーテイン・サリバン元CEOを呼び、下院議員は役員報酬や贅沢な待遇について散々に批判しました。リーマンのファルド氏などは4億8000万ドル(約480億円)の役員報酬を得ていました。そして、大損害を出し、世界に経済不安をまき散らしたわけです。このときも傍聴席には、「シェイム(恥)」と書かれたプラカードが掲げられていました。
 さて、AIGですが、高額のボーナスを出して、最新の知識と経験を買って、優遇したものの昨年の最終損益は992億ドルも出し、それまでの22年間の利益を帳消しにしました。アメリカ流の経営手法を有り難がる竹中平蔵氏のような人もいますが、所詮、そういうことはあり得ない実経済上の理論と言えます。第1次世界大戦前後に株、商品相場などで、伝説上の大金を稼いだ人たちも晩年は哀れでした。それに比べて、会社で相場をやる人は個人的なリスクは少なく、「損すれば会社を辞めればいい、いくらでも勤め先はあるよ」という感じがして、どうも危うさを感じます。
 オバマ大統領もいろんなツケを背負わされて大変です。その割にいい取り巻きがいるのか心配です。ガイトナー財務長官で果たしてこの難局を切り抜けられるのか。イラク大使には例の六カ国会議のアメリカ代表を任せるといいます。国務長官にヒラリー・クリントン。どうも人を見る目に欠けているように思います。

2009年3月21日土曜日

信用保証協会

 中小企業の資金繰りが悪いために、麻生政権が打ち出した緊急対策が「信用保証枠」の拡大でした。従来の3倍の20兆円にしました。さらに「信用保証協会」がカバーする保証率をこれまでの80%から100%にしました。これで中小企業の倒産はないだろうと呑気な麻生とうさんは思いました。ところが、5ヵ月連続で倒産件数は増えています。なぜなら、折角、保証率100%のお金を借りても銀行がこれまでの貸金の返済を迫って来るのです。したがって、中小企業には手元にお金は残りません。これまで多少リスクがあった貸金を銀行はリスクゼロの融資に変更しただけです。「信用保証協会」が100%保証する融資に変更しただけです。したがって、中小企業には、金は残らず、倒産しているわけです。この制度は、中小企業を支援するためのものではなく、銀行の支援になっているというのが、実情のようです。お坊ちゃん首相では、民の苦しみも銀行のずる賢さは、分からないようです。
 3月11日の日刊ゲンダイによりますと、驚くことにこの全国47都道府県にある「信用保証協会」の理事長のうち44人が自治体職員のOBだそうです。すなわち天下りです。率にすると、実に93.6%になります。これもまた異常です。こういう理事長ではたして真に中小企業の立場に立てるのかと書いていました。日本は、どこもかしこも天下り天国になっているようです。これらにひとつひとつメスを入れてゆく政権の交代を待ちたいものです。
 そうしないと、国は借金のみが増えていきます。

2009年3月20日金曜日

サムスンの人事刷新

 韓国は大変なことになっています。凄まじいばかりのウォン安です。旅行会社は、ウォン安を狙っての韓国旅行を宣伝しています。たしかに非常に安くなっています。HISなどの広告を見ると15,000円でもいけるようです。国内旅行よりの安いともいえます。
 日本の企業もマイナス決算が多く、今年のベースアップゼロというところもあり、定昇もゼロという会社もあります。派遣切り、季節労働者解雇、残業カットなどの対策を打っているところも非常に多いように思います。ところが、企業トップ陣が責任をとったという会社はあまり聞きません。
 韓国のサムスンはかなり思い切った刷新を行っています。46ある副会長・社長級ポストのうち、半数以上の25人が入れ替わりました。今回の人事では、原則として60歳以上のトップは、原則的に退任し、在任期間の長い人も異動の対象としました。わたしは、この年齢で切るというのは、賛成ではありません。しかし、社内に緊張を漲らせるためには、必要な処置だったかも分かりません。また、同時に役員の年棒の10~20%カットしたようです。こういうショック療法は、一時的に効果があることは分かっています。この緊張が解けた後、不満が噴出しないか、興味があります。韓国は、大きな会社は少ないので、それでも我慢するしかないかも分かりません。いつも引き抜かれている日本がやり返すチャンスでもあります。しかし、サムスンが立派なのは、トップが率先して、自ら対策を講じていることです。日本のトップは、自分に優しく、下に厳しいという感じがします。日本企業は、もっともっとがんばりましょう。

2009年3月19日木曜日

東大寺大仏殿

 東大寺の二月堂の回廊を14日までお水取りで籠松明が走っています。関西では、春の訪れの象徴的な行事です。
 その東大事の大仏殿は、聖武天皇の発願によって造られました。当時、国内は飢饉や内乱もあって、社会に不安が増大していました。これを盧舎那仏の大きさと慈悲の深さにすがろうとしたのです。奈良の大仏が作られたのは発願から6年後の天平21(749)年でした。その後、平重衡によって治承4(1180)年に焼かれ、松永久秀によって永禄10(1567)年に焼失しました。そして鎌倉時代と江戸時代に再建されました。大仏の大きさも創建当時は高さが15.80mでしたが、現存のものは、14.98mです。東京大学大学院情報学環の池内克史教授らが創建当時の大仏さまの姿を3次元モデルで復元しました。それによると、創建当時は今よりも顔が細く、全長も約1m高かったことが分かって来ました。今の大仏よりもすっきりしていたようです。
 大仏殿の大きさも次のようでした。鎌倉時代に再現されたものは天平時代の創建の大きさでした。重源の努力とこだわりが伝わって来ます。そして、江戸時代の大きさは幅が大幅に狭められています。宝永6(1709)年に落慶供養されました。当時は、資金が枯渇していたのかも分かりません。体積を高さ×奥行き×幅で計算しますと、創建当時の大仏殿は、今のものよりも1.477倍の大きさであったことが分かります。しかし、今でも幅が大きく感じますが、創建当時は、ほぼこれの1.5倍あったわけですから、当時の人に与えた衝撃はどうだったでしょう。あまりの大きさに見る人は、度肝を抜かれると同時にこのような素晴らしい建物と大仏を造る為政者に安心したことでしょう。今回の定額給付金のようにチマチマ使うのではなく、国民が安心するようなことに使ってほしかったものです。民主主義とは、いい為政者を生みにくいようです。


高さ(m)

奥行き(m)

(m)

体積()

創建時(天平)

47

50

86

202,100

鎌倉時代

47

50

86

202,100

江戸時代

48

50

57

136,800

2009年3月18日水曜日

子供のケータイ漬け

 文部科学省が、全国の小学6年生、中学2年生、高校2年生の計1万7000人を対象に携帯電話の利用状況の調査を行いました。この調査で、中学生の2割が1日にメールを50件もやりとりしていることが分かりました。1日に100件以上という中学生も7%で、子供のケータイ漬けが明らかになったとしています。
携帯電話の所有率は小学生が24.7%、中学生が45.9%、高校生は95.9%で、高校生はほぼ100%所有しています。
 1日に50件以上メールをやり取りするのが小学生2.4%でしたが、中学生は19.5%と最も多く、高校生は13.9%.でした。1日に30件以上という児童生徒のうち、午後11時以降に寝るという小学生が64.3%、中学生が74.8%、高校生が87.1%でした。やはりメールをやり取りするには、時間がかかることを示しています。
 文科省が携帯電話の「家庭でのルール作り」を呼びかけていますが、高校生の半数が「決めていない」と答えているのに対し、親は4分の3が「決めている」と答え、認識にギャップがあったことも分かりました。
なかなか難しいでしょうが、文科省の調査であれば、携帯電話の利用時間の長さと成績との相関も是非、とってほしかったと思います。多分、利用時間、とくにメールのやり取りが多い人の成績は良くないだろうと推測します。携帯電話が性犯罪などにも使用されていますので、所有すべきか否かについても、あらためて論議し、制約していくべきだと思います。セキュリテイ上で必要だという人もいるでしょうが、その場合にはメール機能は不要に思います。ナビがついていれば、セキュリテイ上は、いいのでしょうが、ほとんどがナビでの追跡はできないようにしています。これは、大人は困りますが。1人1台の時代になりましたので、マナーも含めて議論しつくす必要があるように思います。

2009年3月17日火曜日

ガンジーのメガネ競売

 「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジー(1869~1948年)が生前に愛用した丸メガネや革サンダル、懐中時計など5点が5日、ニューヨークでオークションにかけられました。ガンジーは非暴力・不服従運動を展開し、英国の植民地支配からインドの独立を勝ち取った英雄です。ガンジーの思想は、その後の世界にさまざまな影響を及ぼし、インド人にとって、ガンジーは「世界に誇れる偉人」の一人です。インドのルピー紙幣のすべてにガンジーの肖像画が印刷されていることからもその偉大さが分かります。
 インド政府は「オークションが行われないようにするためなら何でもする」と言っていました。遺品の所有者がオークションに出品しないように説得する方針でした。それがダメなら海外の裕福な在外インド人に競り落とすように依頼し、インドに寄付してもらうという腹づもりでした。国内メディアも競売日が近づくにつれて、“国家遺産を取り戻そう”というキャンペーンを展開しました。シン首相はソニ観光・文化相に、何としてでも遺品を取り戻すよう指示しました。しかし、遺品がオークションにかけられることがわかったのは2月中旬。さらに、政府が遺品を取り返す意思を公にしたのは同月末になってからでした。一方、政府が遺品を買い戻すという姿勢が報じられると、今度は「税金を使ってまでも取り戻す必要はあるのか」、「ガンジーの思想は今やインドだけではなく、世界のものだ」など、遺品の海外流出を容認する声も上がっていました。こうした政府の対応に、国内からは当然のように「遅すぎる」との非難の声が上がりました。同時に、「なぜ、遺品の管理をきちんとしていなかったのか」といった政府批判も飛び出しました。今回の競売にかけられた遺品が、どういう経緯で米国人に渡ったのかも明らかにされていません。
 丸眼鏡は1930年代にガンジー自身が、「この眼鏡は私に、自由なインドをみせてくれた」と言って、インド人将校に手渡したとされています。サンダルは1931年にガンジーが英国人将校に提供したものです。
 オークションについて親族は「遺品をオークションにかけることは許されない」と抗議。インド政府も「遺品はインドに返還されるべきだ」と主張していました。オークション直前に、所有者のカリフォルニアの収集家で平和活動家でもあるオーティス氏は「こんな議論を呼ぶことは本意でない」と、撤退する考えを示していましたが、結局はオークションは行われ、運送業を営むインド人実業家のマリヤ氏が180万ドル(約1億8000万円)で競り落としました。マリヤ氏は祖国に寄贈するといっています。インド政府に寄贈される見通しとなったことに、国内ではひとまず安堵(あんど)感が漂っています。今回の件については、ガンジーを崇拝してやまないお国柄にもかかわらず、遺品の管理がずさんさだったことを明らかにするとともに、国民にガンジーについて改めて考えさせる契機にもなったようです。

2009年3月16日月曜日

米国債、買うべきか

 クリントン米国務長官は、アジア歴訪を終えて、帰国の際に「中国が米国債への投資を続けることは賢い選択である」、「米国債は安全だ。われわれは同じ舟に乗っており、幸いなことに同じ方向に漕いでいる」と語りました。これに対して、中国では、米国債の継続購入について世論が分かれています。反対派は、「すでに7000億ドル近い米国債を保有しており、米国の財政悪化で国債暴落とドル安のダブルパンチを受け、大損する危険性がある」、「ヒラリー氏が提供しようとしているのは、これから沈んでいく泥舟である」、「中国は神様ではない。世界を助けられない」などの意見です。
 これに対し、中国社会科学院の張明研究員らは、「米国経済が早く立ち直らなければ、輸出に頼る中国経済の回復も遅れる」、「米国債を大量に保有すれば米国への発言権も強くなり、中国の影響力拡大につながる」というものです。わたしには、反対派の意見の方が、素直に入って来ます。
一般市民は、反対が77%で圧倒的に購入に反対です。賛成は、わずか11%でした。「貧乏人が金持ちに金を貸さなければならないのか」というのが、最大の理由です。
 残念ながら、日本では米国債の購入について、これほど真剣に考えられているでしょうか。知らない間に国が米国債を買っているようです。1月の貿易赤字が9526億円と1兆円に近付いているにもかかわらず、国は国民に対して説明も行っていないようです。また、第1主権者のメディアも一向にこのことについては、触れません。言論統制がなされているという中国の方が活発に議論され、自由なはずの日本の方が議論されていません。日本こそ、泥舟ではないのかと思ったりします。

2009年3月15日日曜日

携帯の買い替えサイクルが延びる

 MM総研の調べで、買い替えサイクルが平成19年度には2年2か月だったものが、平成20年度に3年1ヵ月に延びることが分かりました。販売台数も過去最高を記録した平成19年度の5065万台から平成22年度には、3353万台と約34%まで落ち込むと予測しています。その時には、買い替えサイクルも3年6ヵ月に延びると見込まれています。以前は、18カ月とか云っていました。通信キャリアが、携帯端末購入時の販売奨励金を大幅に減らし、端末価格を毎月の通話料に上乗せする形になったのが原因です。このやり方によって、通信キャリアは空前の利益を計上し、その分、携帯端末メーカーとユーザーにしわ寄せが来ています。
 中国に携帯端末を売りに行ったときに中国政府のトップから、常々、ユーザー、携帯端末メーカー、通信キャリアの三者が鼎立するように考えねばならないと言われました。中国でPHSを認めないのは、PHSは携帯端末メーカーとユーザーにはいいが、通信キャリアの利にならないためであると。総務省は、現在の通信キャリアの一人勝ちの状況を改善せねば、必ずどこかで綻びが出ます。天下り先の通信キャリアが潤沢なのは、結構でしょうが、日本の携帯端末産業にとっては、生きるか死ぬかの大問題です。携帯端末メーカーもこれだけの技術力がありながら、小さな日本市場にしがみついているのもいかがなものでしょうか。今こそ、海外に雄飛すべきです。

2009年3月14日土曜日

金賢姫との面会

 拉致被害者家族の飯塚繁雄さん(70)と拉致された田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さん(32)が金賢姫(47)と韓国の釜山で11日、面会しました。北朝鮮からの暗殺を恐れて、極めて厳しい警戒の中での面会でした。田口八重子さんは朝鮮名・李恩恵という名で金賢姫元工作員に日本語を教えました。今回の金賢姫さんの談話でかなり明確になったようです。
 それにしても金大中、盧武鉉政権時代ではありえなかったことです。李明博大統領は、真相解明に乗り出し、また日本との関係をよくしようということから今回の面会が実現したものです。少なくとも北朝鮮問題に対しては、韓国とはなかよくいけそうです。
 金賢姫さんというのは、工作員として大韓航空の爆破事件の実行犯として逮捕され、死刑囚となり、その後特別保釈されています。北朝鮮では、高官の家に育ち、成人して工作員とされ、爆破事件で多くの人の命を奪いました。金賢姫の両親は、どうなったか分かりません。多分、銃殺されたのではないかと思われています。運命に弄ばれたというのは、この人のことをいうのでしょう。
 頭もよく、美人で、賢姫という名もふさわしいものでした。47歳でなかなかこれほど美しさを保てません。基が違うという感じです。また、拉致問題の解決には、北朝鮮のプライドも考えながら、進めるべきであると非常に冷静に考えています。日本は、これまで中途半端な強気な制裁のみでしたが、これでは、解決しないということでしょう。たしかに小泉元首相がきっかけをつかんで以来、その後、まったく進展がありません。男一匹、北朝鮮に乗り込んで、金正日氏とさしで勝負の出来る人はいないのでしょうか。金正日氏の心を揺さぶる人はいないのでしょうか。
 今回の面会は、画期的なことでしたが、残念ながら拉致家族の帰国には、なんら結びつかないように思います。もう本気で解決をのぞまないと、拉致家族は高齢になり、鬼籍に入ってしまいます。政治家は、真剣に行動するときに来ていると思います。

2009年3月13日金曜日

西松建設献金問題

 今回の西松建設からの小沢民主党代表の政治資金管理団体「陸山会」への献金問題で、小沢代表の大久保隆則第一秘書兼会計責任者が逮捕されました。もともとは、西松建設の20億とも30億ともいわれる裏金作りから端を発しています。それが、西松建設が岩手県の土木工事の入札を落とすのに小沢氏が絡んでいるということでしょう。しかし、小沢氏は野党であり、職権もなく、これを証明するのは、検察といえども困難と思います。田中角栄のロッキード事件で名を馳せた立花隆氏は、「小沢氏の逮捕は難しいだろう」、また、国策捜査にも触れて「もともと検察の捜査は国策捜査であり、政権の維持を助するために動く」とテレビ番組で語っていました。
 この問題は、まず西松側からたどっていくと、裏金の20~30億円のうち、小沢氏の政治団体に入ったのは、10数年間で3億円です。あとの9割近い裏金はどこにいったのでしょう。当然、小沢氏よりも政権を握っている与党の自民党の方が効果はあるはずです。県単位の公共工事の金額も岩手県は、それほど上位でもありません。どちらかというと下の方です。したがって、もっと突くと二階氏へのパーテイ券代の800万円といったものではなく、もっとあるはずです。西松建設の工事代金のうちの岩手県の占める比率もそうたいしたことはありません。西松の幹部が、ポケットに入れている疑いもあります。また、検察の手が入った以上は、西松建設の母体を狂わせないために、献金金額の大きい自民党への献金ルートは明らかにしない、小沢を落とすで、自民党に恩を売ろうとしているかも分かりません。
 次に政治献金が「けしからん!」ということで、政治献金の多くが、あたかも小沢氏に入っているような印象を与えていますが、小沢氏の政治団体が集めた政治献金は、すべての議員の中でそれほど上位ではありません。上位は、与党の議員の政治団体が占めているのです。これにも、言及したメディアがありません。情けない限りです。
 また、検察も毎日、小出しに情報を出します。それをメディアが取り上げます。段々、小沢氏、民主党のイメージを悪くします。罪が決まったわけではないのに。この当たりの手法は、国策捜査と言われても仕方がないところかも分かりません。検察は、真実がはっきりしたときに発表すればいいのです。もし、これで政治家から何も出なければ、検察は、政権与党に利するために総選挙を後に伸ばさせようと動いた、民主党のイメージを落とすために動いたという結果になりかねません。
 東京の検察は、ホリエモン、村上世彰などの不正を暴き、正義の味方という感じがしていましたが、今回は少しイメージが違うなという印象を持ちました。

2009年3月12日木曜日

原采配

 1対0で翌日の新聞で、「原采敗」と書いた新聞もありました。WBC1次ラウンドは1位で通過すると思っていますと、14対2でコールド勝ちした韓国に1対0で完封負けです。もっと点差が開いても仕方がない試合内容でしたが、韓国の拙攻に助けられました。それにしても、原監督は接戦に非常に弱いです。この日の8回も1死でイチローがヒットで出て、中島に送りバントです。もっと打つ手があったように思います。9回も巨人の山口が出て来てびっくりしました。すぐに四球です。さすがにすぐに藤川に替えましたが、何を考えていたのでしょう。山口は、球も速くなく、変化球のキレもなく、そのうえ、コントロールも悪いと来ています。WBCで自信をつけさせて、今シーズン働かせようとしたのでしょうが、藤川には迷惑この上もありません。1対0ですから、このランナーをホームに返すと決定的な1点となります。まったく打てない岩村を使い続けたり、4回でしたか、無死のランナーだったのに、ここではバントで送らずに、無策に強行して失敗。8回は、無策にバント。どうも原監督のポケットに策が入っていないようです。やはり、日本シリーズを制した渡辺西武監督の方がよかったと思います。原監督は、もう少し名監督の下で苦労が必要でしょう。相手を圧倒する戦力をもたらされてしか勝てません。こう書きながら、もう監督を替えることはできませんので、原監督でいくしかありませんが、9回の大事な場面に山口を使ったり、リリーフにダルビッシュを使って、くさらせたり、不調の岩村を使い続けることのないようにお願いしたい。青木は、打率はいいのですが、一流投手、大事な場面では打てません。1番イチローなら、2番は川崎です。あ~あ、監督をやってみたいですね。