2009年11月24日火曜日

体内時計を制御する遺伝子

 肥満の人は、体内時計を制御している時計遺伝子の働きに異常があるという研究結果を日本大医学部などの研究グループが12日までにまとめました。
 大幅に減量すると正常化することも確認しています。同大の上野高浩准教授らは、代表的な時計遺伝子「ピリオド1」に注目しました。体重(kg)を身長(m)の2乗で割った指数(BMI)が25以上の肥満男性12人(平均体重約91kg)と、25未満の肥満でない男性15人(同約64kg)と比較しました。
 午前9時~午後9時までの遺伝子の働きを調べますと、肥満でない男性は朝が活発でしたが、肥満の人はあまり変わりがありませんでした。BMI 30(体重約82kg)から24(体重約63kg)に減量した30代男性は、遺伝子の働きが肥満パターンから肥満でないパターンに変わったといいます。
 グループは、肥満が原因で遺伝子の働きがおかしくなったと分析し、この遺伝子の異常によって、内臓脂肪の蓄積が促進され、脂質や糖質の調節もうまく出来なくなるのではないかと見ています。
 いずれにしろ、肥満はよくないようです。肥満を解消すれば、異常はなくなるようですが、以前にやや太り気味の人が一番長生きするとブログで書きました。それとの比較は、この日大の発表にはありませんでした。わたしはBMIが23.9ですが、朝は機能が活発です。体内時計だけではなく、胃の調子も関係するような気がします。

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