2009年9月22日火曜日

やり投げの村上幸史

 久しぶりにいいスポーツ選手が登場しました。少し古くなりましたが、8月のベルリン世界陸上の男子やり投げで村上幸史氏(29)が、この種目では、日本人初の銅メダルを獲得しました。この選手の出身は、愛媛県の生名島で人口は1868人しかいません。高校は、投てきの名門校の今治明徳、大学は日大で、現在はスズキの所属です。
 かれは、過去に出場したアテネ、北京のオリンピックは、ともに予選落ち。2度の世界陸上も予選落ちで、今回のベルリンの世界陸上で、予選を83m10(日本歴代2位)で通過すると、決勝では82m97で銅メダルを獲得しました。しかし、村上選手は日本記録を破っていません。87m60(1989年)の溝口和洋氏の記録です。高校で76m54を投げていたわけですから、もっと伸びてもいい気がします。果たして、日本記録を破れるでしょうか。
 知りませんでしたが、やり投げのやりは、1本15万円以上するそうです。最新のカーボンファイバーですと、20万円以上もする高価なものだそうです。投てきというのは、農業民族の日本人には、なかなか合わない種目のようです。
 かれは中学時代には野球をやっていて、高校は名門松山商業に決まっていました。剛速球で知られていました。のちに、日大でスピードガンで測った時は152km出たそうです。しかし、制球が悪く、同僚に迷惑をかけて、それが個人競技の陸上に行かせる動機になったようです。故中谷先生の「おまえはやり投げで日本一になれるぞ」と言われて、野球から投てきの名門校である今治明徳に進路を変え、ここでやり投げを始めました。3年の時には、76m54でジュニア日本記録を樹立しています。また、このときに故中谷先生が島から連れていった生徒は、全員インターハイで優勝したそうです。いかに見る目があったかということでしょう。
 かれのお母さんも高校時代、今治明徳でソフトボールのエースでした。ゴルフの岡本綾子選手も同校の出身です。スポーツ選手の遺伝子は、なかなか男親からこどもには継がれないようです。女親から継がれます。村上選手の奥さんは、7種競技の選手で今も愛媛県の記録保持者です。男の子がいますので、スポーツをやるといい選手になりそうです。
 余談ですが、かれは、始球式に呼ばれると、ハンマー投げの室伏広治氏の131kmの記録を破りたいそうです。
 さて、23日のスーパー陸上(川崎)に出場します。どういう記録を残すか、楽しみです。

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