2009年5月16日土曜日

鴻池官房副長官の不倫辞任

 週刊新潮5月21日号に詳しく報じられています。写真付きですので、最初は、鴻池氏もいろいろと弁解していたようですが、最後は観念したようです。鴻池氏は、1月15日にも参議院議員会館に超一流企業の美人妻を泊まらせて話題になりました。このときの女性と今回の女性が、同一人物かどうかは、書かれていません。しかし、このときは官房副長官を辞めずにすみました。個人の問題ですませました。本人も言っていますように女性には、少しだらしがないようです。
 中川昭一氏は、2月に辞めましたが、麻生首相の第一の遊び友達でした。鴻池氏は、おなじ日本青年会議所会頭の経歴者でもあり、麻生首相のよき相談相手だったようです。麻生首相の初選挙のときも全面的に支援し、今も麻生派です。鴻池氏は、祖父の代からのDNAが、酒飲みで、女性によくもてると言っています。大伯父は関西の大侠客の鴻池忠次郎です。郵政選挙では、反対票を投じました。衆院の解散総選挙後は、賛成に回りました。今年のミサイル防衛については、「鉄砲の弾を鉄砲の弾で撃ち落とすようなもの」と言って顰蹙を買いましたが、これは真実を言いえて妙ともいえました。その点、率直に国民に伝えます。
 今回のことを週刊新潮の記事に沿って書きますと、次のとおりです。4月28日には、4時からの参院本会議に出席した後、熱海に向かいました。JR熱海駅から車で10分の高級ホテル『迎賓館』です。相手の女性は、40歳半ばの長髪のスラリとした美人だったようです。午後7時ころ、彼女は、まずセキュリテイの厳しいクラブハウス棟にチエックインしました。そのあと、部屋で着替えを行い、黒のワンピースにジャケットという上品な装いで、待たせていたタクシーに乗って、10分ほどのところにあるいけす料理の店に入りました。その店に鴻池氏は先に来て待っていたようです。2時間ほど食事をして、タクシーでホテルに向かい、一緒に部屋に入りました。部屋は、70㎡以上のスイートで、豪華な部屋だったようです。
 そして、翌29日は、絶好のゴルフ日和。併設の『熱海ゴルフ倶楽部』で、午前10時30分スタート。12時半にハーフを終えて、ホテルの部屋で、ともに30分ほど休んで、後半スタート。2時半すぎにラウンドを終えて、ホテルの部屋に戻りました。4時半ごろ、迎えのタクシーで駅近くの「熱海銀座商店街」に行きガラス張りの洒落た鮨割烹店で2時間半ほど過ごし、そのあと蕎麦屋で知人と合流し、ふたたびタクシーでホテルの戻り、部屋に消えていきました。
 30日は、鴻池氏は午前8時半にタクシーに乗り込み、熱海駅に。切符を買わずに駅員のいる改札を素通りしました。すなわち、切符を買わずに「JRパス」を使用したわけです。この2泊3日の旅行は、国会議員の職務とは関係ありません。
 そして30日は、新型インフルエンザの問題でWHOが“フエーズ5”に引き上げたことを受けて、午前8時過ぎから舛添厚労相や河村官房長官が、対策本部幹事会を官邸で開いていました。「常識的に考えて、鴻池氏も出席するべきだったでしょう」と政治部デスクは述べています。女性は、午後1時過ぎにタクシーで熱海駅に行き、新大阪方面の新幹線に乗り込んで行ったということです。しかし、よく追跡しています。執念を感じます。
 「女房にも弁明のしようがないし、あちらのご家族、親族にも誠に申し訳ない。彼女には、“家庭を大事にせなあかん”て常々言うてたんやけど、ちょっとね、夢中になってるとこがあってね、ボクに」と、抜け抜けと答えています。わたしは、かれのキャラクターは嫌いではありませんが、公私混同を極度に超えているように思います。この件に対する麻生首相の発言も無責任でした。これが、今の自民党でしょう。
細かいことですが、「無料パス」の始末は、どうつけたのでしょう。当然、返却すべきですが、どこにも報じられていません。後任は、同じ参議員で麻生派の浅野勝人氏です。タライ回しです。まさに政権の末期症状です。会社で、こういう不正なことをやればどうでしょう。官房副長官を辞めるぐらいではすみません。

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