2009年3月8日日曜日

「反中」韓国と「嫌韓」中国

 3月6日に韓国人のジコチュウぶりを書きましたが、今日は、標題について触れてみます。
 これは、以前に「夕刊フジ」に出ていたものですが、漢字を創造したとされる古代の東夷人は、今の韓国人だと主張する説があるそうです。これを中国の人民日報が、韓国の朝鮮日報を引用して「ソウル大学の教授が、韓民族が発明した漢字を世界遺産に登録すべきと提起した」と報道しました。これには、朝鮮日報が「そのような事実はなく、でっち上げだ」と反論しました。しかし、中国側は、韓国が漢方医学を「韓医」として世界遺産登録を画策、活版印刷も韓国の発明と主張、孔子も老子も韓国人と主張と韓国人による“歴史歪曲”を次々に掘り出し、ついには「中国の歴史を盗む民族」と攻撃しています。さらには、風水まで韓国起源、豆乳も韓国が発祥国として豆乳を輸出している、韓国に「中国人お断り」の表示がある店があるなどと、攻撃しています。これには韓国のネットユーザーも猛反発しています。中国側にも、韓国がいう「東海」を「日本海」と五輪開会式の地図で表記したり、中国のネットで韓国は「元属国」と書いたりしていると言います。
 韓国メディアは中国の嫌韓感情を「韓国の経済成長への嫉妬心」といい、中国側は韓国人の反中を「中国の急激な成長を脅威に感じているため」と見ています。どうも中国人と韓国人が会う機会が増えれば増えるほど「反中嫌韓」が増幅されているようです。1992年の中韓国交成立以降、ビジネスや留学で韓国人が中国に押し寄せましたが、韓国人の自国礼賛ぶりに中国人が閉口し、中国人のマナーの悪さに韓国人がうんざりする場面が増えたこともあるようです。
 数年前までは、ネット先進国の韓国人はネットに書き込み放題でした。そして、ネットが普及していなかった中国は、中国への悪口を知る由もありませんでした。しかし、中国のネット人口が3億人を越すと、韓国人のこれらの書き込みにも目を光らせるようになりました。ネット普及が呼び起した「反中」感情、「嫌韓」感情かも分かりません。
 中国に住む山谷剛史氏などは、「アニメなどの日本文化や生活にあふれる日本製品は中国人にとっては切れない存在である。これに引き替え、韓国の文化や製品は切ってもいいと考えている。中国にとって、韓国は煩わしい存在、つまり『煩韓』の意識が高まっている。中国人と韓国人が接するほどボロが出る。改善に向かう気配は見られない」と書いています。
日本人と中国人が交流するにつれ、随分、関係は良くなったと思います。しかし、いつ悪くなるか分かりません。礼をもって、付き合うことが大事です。日本人の中にも、中国人と付き合って、親しくなると礼を失する人がいますが、これはやはりよくありません。そして、年配者を尊ぶべきです。他国の人ほど、尊ぶべきです。そうしてこそ、人間にも深みが出て来るように思います。

1 件のコメント:

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