2009年2月28日土曜日

海外の太陽電池メーカーが日本進出

太陽光発電協会は2008年の太陽電池の出荷量が前年比36%増であったと発表しました。輸出が出力ベースで92万5000kWと前年比46%伸び、国内出荷は22万5700kWの7%増でした。輸出のうち欧州向けが7割を占めています。国内では、09年は家庭用に対しては政府の補助が始まり、東京都などの自治体も導入の補助制度を拡大しますので、国内市場は活気づくと思われます。
すると、世界3位の中国のサンテックは日本進出を発表しました。25日から国内の販売代理店の募集を開始し、100社程度で、国内販売網を構築します。また、台湾の昱晶能源科技(ジンテック)も日本企業へのOEM供給を始めると発表しています。住宅設備会社も買い始めるでしょう。ジンテックは、台湾で66万kWの生産拠点を持っています。そのほか、当社にも,その他の会社からも日本企業へのOEMの打診が来ております。日本の代表的な産業であった太陽電池も1位はドイツのQセルズにとられ、2位はシャープ、3位は中国のサンテック、4位は京セラ、5位は米国のファーストソーラーが伸ばして来ています。安穏としておられません。日本で生産するとコストダウンができないということで、京セラが中国の天津での生産を発表しました。ここで、2011年以降、24万kWに上げるということですが、何万kWに上げるという問題よりもコストをいくらにするかというのが、問題です。どうも視点が違うように思います。しかし、日本企業のがんばりに期待したいものです。

0 件のコメント: