2009年1月27日火曜日

オバマ大統領就任

 バラク・オバマ氏(47)が44代アメリカ大統領に20日午後(日本時間21日朝)就任し、祝賀パレードのあと、ホワイトハウスに入りました。200万人以上のひとが、就任演説に立ち会いました。参列者には、黒人が多かったようですが、皆笑顔で、あるひとは、感動で涙を流していました。「キング牧師の夢」が現実のものになったとメディアも手放しで讃えていましたが、わたしは、少し心配しています。オバマ大統領は、ケニアからの移民の子孫で、奴隷の子孫ではないので、少しはマシでしょうが、DNAの中に長年、虐げられた気持ちが残っているように思います。大統領候補のときの演説に比べ、相当に変わって来ています。特に日本、アジアに対しては、厳しくなるのではないでしょうか。けっして優しい大統領ではありません。特にアメリカ大統領は、強大な権限を持っています。そして、就任100日が勝負と言われています。100日で変化と成果を出すには、相当に無理をするでしょう。日本に対しても、相当の出費を強いて来るでしょう。沖縄の基地移転の早期決着、在米の日本企業に対しても雇用の確保を求めて来るでしょう。彼の口元は笑っても、目は笑っていません。宣誓で言葉の順序を間違えることも許さず、宣誓のやり直しを行いました。ブッシュ大統領のような育ちの良さから来る鷹揚さも持ち合わせていません。日本を真のパートナーとは思っていないでしょう。そして、国務長官はあのヒラリー氏です。オバマ大統領を頂点とするアメリカには、ミスを突かれないような外交官、政治家が必要です。そうしないと、日本の国益を相当に損なうでしょう。そういう予感がしています。

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