2009年1月18日日曜日

もみじマークの義務化撤廃

 昨年6月の改正道交法で75歳以上のドライバーに「もみじマーク」の表示が義務化されました。「もみじマーク」は、デザインから、「落ち葉マーク」、「涙マーク」と評判も芳しくありませんでした。そして、表示違反の違反者には、反則金(4000円)と違反点数(1点)が科されます。ところが、高齢者からの厳しい反発が寄せられていました。「マークの表示は高齢者の保護が目的と謳いながら罰金を取るなんて高齢者イジメ」という批判も相次ぎました。さらに後期高齢者医療制度問題とも関連付けて「高齢者イジメ」と野党のみならず、与党からも批判がありました。このため、12月25日、警視庁は罰則のない努力義務に戻す道交法改正試案をまとめました。そして、今年の通常国会に提出予定です。施行半年での“再改正”は異例といわれています。同庁は「表示率が75.4%までに達したから」という理由にしています。また、デザインの変更は、考えていないと同庁は話しています。
 同庁によると、70歳以上の免許所有者は2007年末で約616万人(全体比7.7%)でしたが、10年後の2017年には約929万人(同12.4%)に増加するといわれています。75歳以上の運転者による死亡事故は1997年には283件でしたが、2007年には422件に増加しています。たしかに高齢者になると反応は鈍くなるでしょうし、目も悪くなるでしょうが、その分、スピードを出さないので、事故は少ないのかも分かりません。75歳以上の運転手による死亡事故も免許保有者の比率から見ると事故の件数の比率も少ないように思います。
 それよりも高齢者が事故に巻き込まれることの方が多いのではないでしょうか。高齢者は、できるだけ派手な黄色とかを着て外出してほしいものです。特に夜間は、そうしてほしいと思います。

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