2009年1月4日日曜日

長篇に挑戦

 正月休みに何かやろうと本屋をのぞきますと、北方謙三の「水滸伝」がありました。先日、池波正太郎の「真田太平記」十二巻を読破しました。結構忙しい毎日を送っていますので、なかなかまとまって読む時間がとれません。空の上や入浴中、トイレ、移動中を使って読破しました。いずれ、これについても書くことがあろうかと思いますが、今回は、北方謙三の「水滸伝」十九巻を選びました。この正月中で十三巻まで来ました。この作品は、中国の水滸伝を名ばかり借りたのみで、ほとんど北方謙三の創作です。宋の時代、都は、今の河南省の開封にありました。そして梁山泊は開封の南東方向にあります。乱れ切った腐りきった役人の世界を変えようと国士が集まります。資金源は、塩に求めます。豊富な資金をもとに、また頭領の宋江の思想のもとに団結し、宋政府と戦うというものですが、壮大なものです。これまでのところ、登場人物に矛盾を感じません。真田太平記には、おかしいと思うところが一カ所ありました。すごい集中力なのでしょう。この根気には感心します。しかし、読む方も根気が必要です。

日本で最長の小説は、大菩薩峠と言われていますので、これに挑戦しようかとも思ったのですが完成した作品ではないことと41巻を揃えることが出来ない可能性が高いので、今回はあきらめました。みなさんも一度、馬鹿なことをやってみてください。

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