2008年9月30日火曜日

中山国交大臣辞任

 昨日のブログで舌禍の可能性がある人を4人挙げましたら、早速辞任です。情けない話です。この人が、拉致問題でおんなを上げた中山恭子首相補佐官の夫です。どういう夫婦なのでしょう。しっかり者の奥さんをもらうとこうなるのでしょうか。二人のときには、どんなことを話しているのでしょう。姉さん女房なのでしょう。
 「日本の教育のガンである日教組をぶっ壊す」と言っていましたが、自分の方が先にぶっ壊れました。「日本は単一民族だから内向きになりがち」。アイヌの人たちのことをすっかり忘れています。「成田空港反対派住民はゴネ得、公のためにある程度は自分を犠牲にしてもというのがない」。よく海外に行くわたしは、成田空港の遠さに閉口します。そこに住む住民を立ち退きさせてまであのような小さな空港をつくる必要があったのか。羽田空港はいくらでも海に拡張できます。ジェット機の騒音も小さくなりました。成田空港は利権がらみであったと思わざるを得ません。立ち退きをさせられた人が気の毒です。北京空港から帰ってくるたびにがっかりします。日本の役人、議員というのは、計画をつくるのが、なんと下手なのでしょう。空港だけでなく、海の港もひどいです。つくづく思います。能力のなさに気がついてくれればいいのですが、高校、大学の成績が一生通用すると考えているようです。
 空港建設で面白い話があります。滋賀県に空港をつくろうという話がありました。そこに農地を持つ人は、買い取り価格を上げさせるために空港反対をしました。そうすると、ほんとに潰れてしまいました。しまったと思っても、あとの祭りです。
 舌禍をあと3人挙げていますが、舌禍で辞任が出ないように願いたいものです。

2008年9月29日月曜日

望ましい政権

926日の日経新聞によると、望ましい政権の形態は、「自民と民主が参加する連立政権」が50%で最も多かったそうです。衆参で多数が異なるねじれ国会で混乱が続くために政治の安定を求める声が「自民、民主両党による大連立」への期待となって表れているとあります。また、「自民中心の政権」、「民主中心の政権」ともに19%にとどまったとあります。結論から言うと、非常に嘆かわしい世論と言わざるを得ません。自民党が政権を握ることが続けば、これまで60年の自民党政権が作って来た澱を除くことは永久にできません。自民党と官僚支配の時代が永遠に続くのです。後世の人たちは、どういうでしょう。1000兆円以上の借金を後世に残して、浄化の唯一のチャンスであった2008年の総選挙の結果、再びすべてを闇の中に閉じ込めた。

今の自民党政権による政治をやめないことには、無駄の多い官僚支配から脱却することは、できません。橋下大阪府知事ほかが訴える道州制によって、中央との二重行政をやめて、簡素な組織にしないと国民のために使うお金は出来ません。今の税金は、官僚、役人を食べさせるために多くが浪費されています。いかに役人が多いことか。また、その役人にぶら下がっている人たち、企業のなんと多いことか。これらの長年の澱や膿を除去するには、大手術が必要です。痛みも伴うでしょうが、優秀な外科医による手術が必要なのです。自民と民主をくっつけるような貼り薬では、この国を救うことはできません。是非、国民もマスコミも将来の日本を見据えて、真剣に考えてほしいものです。自民と民主の連立政権などは、一生見たくありません。

2008年9月28日日曜日

麻生内閣発足

麻生太郎氏が総裁選に圧倒的な票差で勝ちました。916日のブログで予想した通りでした。そして、内閣が発足しました。飯島元小泉秘書官は。「軽石内閣」と名付けていました。麻生氏は、閣僚名簿を自ら読み上げていました。これは異例中の異例だそうです。普通は官房長官が読み上げます。自民党幹部は、「麻生一人が目立てばいい内閣」と揶揄しています。森派(現町村派)から閣僚が少なかったことにも不満があるようです。

福岡県出身の総理大臣は、広田弘毅以来ですので、麻生総理には期待したいところです。

 総裁選4回目で得た総理の座ですので、そうは簡単には手放せないでしょう。首相就任の演説を聞いて、これはひょっとすると思いました。なかなかやるじゃないかという感じです。民主党も油断をしていると、政権を獲れないかも分かりません。ただ、閣僚には、愕然とします。麻生政権成立に功労のあった内閣の様相を示しています。マスコミによる世論調査の結果は、次のとおりです。内閣発足の支持率は、安倍内閣よりも低いのは、仕方がないとしても、福田内閣よりも低いのです。


麻生内閣のマスコミ世論調査(単位;%

M

支持率

不支持率

福田内閣支持率

朝日新聞

48

36

53

毎日新聞

45

26

57

読売新聞

49.5

33.4

57.5

日経新聞

53

40

59

共同通信

48.6

32.9

57・8


 内閣の顔ぶれで、おかしいのがいくつかあります。石破軍事オタクが、あろうことか、農水大臣です。あと、舌禍の危険性があるのが、麻生首相を筆頭に鳩山総務大臣、佐藤国家公安委員長、中山国交大臣。かれは、拉致の中山恭子議員の旦那です。金の問題で危ないのが、河村官房長官、浜田防衛大臣、小渕少子化大臣。浜田氏は、ハマコーの息子です。中川財務・金融大臣は、酒癖が心配です。しかし、よくもまあ、これだけ集めたものです。自民党には、もう少しましな人がいたと思っていましたが、こうして見ると、大変です。ひとりとして、官僚に勝てそうな人がいません。いつまで続くのでしょう。今は、リーマンをはじめとする国際的な金融危機です。国内景気も最悪の方向に行っています。貿易黒字も赤字です。口ではなく、行動で答えを出せる大臣であってほしいものです。

2008年9月27日土曜日

北京の空は青かった

 北京から戻りました。北京の空は、汚いとか、青空が見えないとか初めて北京に行ったコメンテーターやアナウンサーがよく言いますが、北京は、随分と空気がきれいになりました。わたしが、戻る日も青空にいわし雲が泳いでいました。これは、工場の操業を停止したり、移転させたためです。

今回の北京オリンピックは、さまざまな点で北京にいい影響を残しました。街もきれいになりました。道路脇や公園の花壇には、花が咲いています。日本以上といえるかもしれません。自転車専用ラインも造れるところはきちんと造られました。誰がデザインしたのかと思う洒落たビルが、次々と建設されました。デザインのユニークさには、驚きます。

 この時期、東京と北京の気温の違いに勘が狂います。北京は最高気温が18℃、最低気温は10℃でした。それが、夕方、成田に着くと25℃。成田では、Tシャツを着た人も見かけましたが、北京では、防寒着を着ています。もっとも北京の緯度は結構高いということもあるのですが。

 しかし、交通マナーの悪さは、変わりません。おそらく「百年河清を俟(ま)つ」でしょう。オリンピックで多少はよくなるかと思いましたが、まったく変わりません。歩行者は、目の前の信号が赤でも、平気で渡ります。自転車も同じです。自転車は長いので、車の進行を遮り、交通渋滞を引き起こします。道路の渋滞は、少しはましですが、ほぼオリンピック前に戻りました。奇数の日でも、車番の末尾が偶数の車が走っています。ガソリンが高くなったので、車が減ることを期待しているのですが、そうもいかないようです。

 これから、北京政府がどう導いていくのか、非常に関心があります。

2008年9月26日金曜日

70歳以上が2000万人超

敬老の日に総務省は、高齢者の推計人口を発表しました。65歳以上の人口は、昨年より76万人増の2819万人、総人口に占める割合は、0.6%増の22.1%となり、過去最高を更新しました。70歳以上は、57万人増の2017万人となり、初めて2000万人を超しました。80歳以上は751万人。男性が251万人に対し、女性は500万人でほぼ男性の2倍です。

6574歳で働いている人の割合は、32.2%で、年々増えています。都道府県別では、長野、福井、山梨の順で高くなっています。高齢者が働く場所が多いのでしょう。65歳以上で企業などに勤めている人は、全国で287万人です。ただ、パートなどの非正規従業員が147万人でもっとも多く、あとは役員79万人、正規従業員は、68万人です。退職後も働く人が増えたものの安定した仕事はなかなか見つけにくいと述べています。

わたし自身は、自分の健康のためにも働くべきだと思っていますが、わたしは幸いにして現職にありますが、なかなかいい職場はないようです。しかし、いつも書いていますように、預金金利が低く、乏しい預金からの金利は期待できません。年金も下がる一方で、医療費をはじめ、出費は増える一方です。このような人口形態は早くから分かっているのに政治をめざす人、役人になった人はなぜ早くに手を打たなかったのでしょう。11年、歳を重ねるのが楽しい日本にして欲しいものです。