2008年11月24日月曜日

ノキアが日本で携帯事業を開始

1122日の朝日新聞夕刊によりますと、携帯端末の世界最大手メーカーであるノキアがNTTドコモの通信回線を借りて、来年3月には独自のサービスの提供を始めるということです。ノキアは既存の通信回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)として、自社の携帯端末で独自のサービスに乗り出す方針です。まずは価格が120万~500万円する超高級端末「ヴァーチュ」を投入し、ハイエンドユーザー対象のサービスを始めると見られています。ボタン1つで担当者につながったり、飛行機やホテルの予約などのサービスを24時間対応したるするそうです。

MVNOは巨額の通信インフラの投資を避けることができ、国内ではウォルト・ディズニー・ジャパンがソフトバンクの回線を借りて、「ディズニー・モバイル」を行っています。ノキアが世界で販売している超ローエンドモデルを出せば、現在のNTTドコモ、au、ソフトバンクの3強の一角に割り込んでくるかも分かりません。

 以前にも書きましたように日本の携帯端末メーカーは国内市場に胡坐をかいていますと、必ず死を待つことになります。上期は前年比19%の減少しています。ノキアも中国では、苦戦していますが、常に右肩上がりを求めて、果敢に攻めて来ます。ノキアは、昨年の売上が5105800万ユーロ(約61000億円)です。日本メーカーが束になっても敵いません。しかし、日本メーカーも日本市場のぬるま湯から飛び出し、世界に羽ばたいてほしいものです。

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