2008年11月6日木曜日

石井慧、柔道界引退

 お騒せ男が、柔道界を引退し、総合格闘技に身を投じます。19歳で全日本柔道選手権をとり、今年は21歳でオリンピックで金メダルです。かれのことは、先にブログで書きましたが、柔道界としても惜しい人材です。柔道人口もフランスに抜かれ、国際柔道が欧州に牛耳られていく中で、日本として強い人材が必要です。ほんとは、“柔よく剛を制す”で、野村のような小柄な人が、石井のような大きい人間を投げ飛ばすのが、見ていて面白いのですが、そうもいかず、体重の重い人がやはり強いようです。たしかに柔道界に残っても金銭的には、恵まれないでしょう。まだ相撲の方がましかも分かりません。名誉的にも、気の遠くなるような時間を経ないと、役員にもなれません。総合格闘技もパッとしないので、スターが欲しいところです。以前に、相撲をやめた曙が、3試合で2億円だったそうです。石井の場合は、なんといっても若いし、金メダルをとった実力もありますし、1試合3億円といわれています。話も常識的でないので、面白く、プロではいけるでしょう。問題は、ファンは厭きやすいことです。いつまで人気が続くでしょう。少し早い転向のような気がします。ロンドンでも金メダルをとり、世間を沸かしてからの転向でも遅くないと思います。それでも25歳です。新聞には、“強欲、柔を制す”とありました。

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